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「いい意味で楽になった」声優・日野聡が経験を積んで達した境地とは【『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』インタビュー】

  • 2026.2.23
【写真・画像】「いい意味で楽になった」声優・日野聡が経験を積んで達した境地とは【『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』インタビュー】 1枚目
ABEMA TIMES

人気漫画家・空知英秋氏の代表作として名高く、TVアニメも4期にわたって全367話が放送されてきた『銀魂』。2月13日(金)より公開中の『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』は、コミック第25~26巻の「吉原炎上篇」を映像化したシリーズ4本目の劇場版で、原作エピソードでは出番がなかった桂小太郎や真選組が登場するなどのオリジナル要素が注目を集めている。

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本記事では、ライバルキャラとして暗躍する神威役の声優・日野聡にインタビューを実施。『銀魂』という作品そのものをどう見ているのか、オリジナル要素の感想などのほか、役者としてキャリアを積んで達した境地についても語ってもらった。

——空知先生が描く『銀魂』は、ギャグシーンがあったり、感動するシーンもあったりとすごい物語だと思うのですが、日野さんはその面白さや魅力をどのように捉えていますか?

日野:見ている方の気持ちを途絶えさせずに、ずっと引きつけていけるところがやっぱりすごく魅力的だなと思っています。ギャグだけだときっとお腹いっぱいになるだろうし、シリアスだけだと心が疲れちゃったりするしというところで、その絶妙なバランスで組み立てられているので、毎回「空知先生すごいな」と驚かされていました。

キャラの表情やコント具合もそうですけれど、極端にぶっ飛んだりもするのですごく刺激的というか、見ていてワクワクするなというのが個人的な印象ですね。

——『吉原大炎上』もギャグあり、シリアスありの展開ですが、本作のストーリーにはどんな感想を持ちましたか?

日野:ストーリー的にはThe『銀魂』という感じではあるのですが、そこに加えて垣間見えてくる家族愛であったり、自分の強さを追い求めていく先にあるものだったりと、強さとは、あるいは強さの元とは何なのかといったテーマをすごく提示されているなと思います。

見てくださる皆様にもそういったものを感じ取って、自分の中でいろんな解釈をして楽しんでもらえると嬉しいなと思って向き合っていますね。

——今回は原作やTVアニメの時にはいなかった桂や真選組が出てくるという大きな変更点がありますが、そこについてはどんな印象を持ちましたか?

日野:大きなところで言うと、「そこを事前に見せちゃうのか」と思いました(笑)。公開してからのサプライズなのかなと思っていたのですが、プロモーションの段階で映像が出ていて。神威と桂が一戦交えるシーンもPVで出ているのですが、自分の中では「あ、ここで見せるの?」という驚きは非常にありましたね。

——神威の強さも桂の強さもそこで見せられるし、みたいな感じでしょうか。神威のライバルがどんどん増えてきますね。

日野:大枠は今までの「吉原炎上篇」が元になっているのですが、真選組あたりは新しい変更点だったので驚きでしたね。結構スパイスになっているなと。だからこそ「お、見せちゃうのか」と思ったわけですが(笑)。

——日野さんが2009年に初めて神威を演じてから16年が経つということで、その間に日野さんご自身もいろいろ変わられたと思うのですが、この期間を振り返ってみていかがですか?

日野:そうですね、この16年間で神威をはじめ、さまざまな作品や役との出会いもあって、より多岐にわたっていろいろな作品、番組と関われて成長できたなと感じています。

であるとともに、その積み重ねた経験値があるから表現できる神威と、当時のまだ経験値が浅かった時の自分が表現する神威との違いみたいなものも自分の中で感じられるので、2つの楽しみ方ができるのかなという意味で、年齢とともにいい意味で楽になった気はしますね。

頑張りすぎなくていい、自分を認めてあげる、みたいな感じで。当時はとにかく頑張らなきゃ、上を目指さなきゃ、という思いのほうが強かったのですが、それが「今の自分でいい」と、自分を俯瞰で見られるようになったというか、そういう楽になった部分はありますね。

——キャリアを積んで余裕ができた、ということでしょうか?

日野:と言うよりも、やっぱり年齢によって限界みたいなものはあるじゃないですか。身体が表現できるものとか、経験値でカバーできるもの、経験値がないからこそがむしゃらに込めなきゃいけないもの。それらが見えてきたと言うか。

当時はわからなかったものを、とにかくわからないからこそ自分が思うものを全部ぶつける……みたいだった部分が、年齢と経験値によってある程度わかってきたからこそ、自分の体の限界とも向き合えるし、自分で自分を許せる部分も見えてくる。それが積み重ねによるものなのかな、というのはありますね。

あとはいろんな役や仕事をやってきたからこそ見えてきたというか。いろんな役だったり、いろんな現場だったり、いろんな先輩から後輩まで役者さんを見てきたからこそ、自分というものもまた見えてきた気がしています。

——では最後に、ファンに向けてのメッセージをお願いいたします。

日野: TVアニメ放送当時、「吉原炎上篇」を見てくださった皆様は、また新しく『吉原大炎上』という形で楽しんでいただけると思いますし、当時にはなかった新たな取り組みみたいなものも今回は加わっています。

『銀魂』を見たことがない若い方たちにも、これを機に『銀魂』の面白さにハマってもらって、『吉原大炎上』からでもいいですし、これをきっかけに過去のTVシリーズも見て、『銀魂』の世界にハマってくれると嬉しいなと思っています。

【写真・画像】「いい意味で楽になった」声優・日野聡が経験を積んで達した境地とは【『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』インタビュー】 2枚目
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日野は神威を通しての成長を語ってくれたが、進歩しているのは彼だけではないはず。ほかの声優陣も全員成長しているだろうから、ファンは『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』を鑑賞する前に、TVアニメ『銀魂』の「吉原炎上篇」を視聴しておき、表現の違いをチェックしてみるのも面白いのでは?

テキスト/リューヤ
撮影/kato
(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員

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