1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. どうやってスマホを生き延びさせられるかが鍵。東日本大震災の経験で学んだモバイルバッテリーの備え方【著者インタビュー】

どうやってスマホを生き延びさせられるかが鍵。東日本大震災の経験で学んだモバイルバッテリーの備え方【著者インタビュー】

  • 2026.3.10

【漫画】本編を読む

2026年は東日本大震災から15年。話題にあがる機会も減りつつあり、当時のことを知らない世代も増えてきた。しかし日本のどこにでも、いつ起きても不思議ではないのが地震。あなたは「今日地震が起きても大丈夫」と言える備えをしているだろうか?

2025年12月に発売された『今日、地震がおきたら』(アベナオミ/KADOKAWA)は宮城県利府町で地震にあい、当時1歳7か月の長男と夫と共に自宅避難生活を経験した著者・アベナオミさんによる実録コミックエッセイ。3月11日から3週間の日常がリアルに、鮮明に記録されている。子どもにも当時のことが伝わるようにと漫画の漢字全てに読みがながふられるなど、アベさんの思いが詰まった一冊だ。

震災後、防災士の資格も取得したアベさんに、当時のことや本書のコラムの中でも特におすすめしたい防災術についてなどお話を伺った。

※『今日、地震がおきたら』は、著者が東日本大震災を経験した当時(2011年3月11日〜4月)の詳細なメモを元にまとめています。その中で津波など自然災害を想起させるシーンがございます。お読みになる際は、予めご留意ください。

――被災直後、宮城・東北がどうなっているのかまったくわからず、町役場のテレビで初めて被害状況などを知ったというエピソードも印象的でした。その後は被害状況について調べたりしましたか? あえて考えないようにしたりすることもあったんでしょうか?

アベナオミさん(以下、アベ):私はすごく知りたかったのですが、情報はなかなか入ってこなかったですね。TVもなくて携帯電話の充電もなかったのでニュースを知る手段としてはラジオのみだったんですが、当時ラジオは誰がどこに避難しているかという名簿の読み上げが多かったんです。なので、震災当日の被害状況はまったくわからず。翌日、町役場のテレビを観て初めて宮城県だけの地震ではなかったことを知りました。その時までは定期的に起きている宮城県沖地震だと思っていたんです。

――私の実家も宮城なのですが、最初に電話が繋がった当日の夜、妹から「観たいテレビがあるけど映らないから録画しておいて」と言われて。なんて答えたらいいのか、しばらく悩んだ記憶があります。もし今被災したとしたら、情報収集についてはどんな対策を取りたいですか?

アベ:まずはスマホですよね。スマホの充電ができる環境にあったら、すぐに情報収集できたと思います。あとは車にワンセグがついていればテレビを観ることができるので、震災後、車を買い替える時にはワンセグがついているものにしました。

――となると震災の経験を経て、携帯電話の充電機器は備えるようになったのでしょうか?

アベ:バッテリーは数台分持っていますし、それ以外に太陽光で充電できるソーラータイプや電池タイプも用意しています。震災を経て一番増やした備蓄品だと思います。漫画にも描きましたが、当時は役場に充電をしに行っていて。充電できる時間も最初は15分だったのに次の日は10分と、日に日に短くなっていくんですよ。当時ですらそれが辛かったのに、今は15年前よりもさらにスマホなしに生きていけないじゃないですか。そう考えるといかにスマホを生き延びさせられるかは全員考えておかないといけないと思います。

取材・文=原智香

元記事で読む
の記事をもっとみる