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【50代ダイエット】体の前にまずは「心の歪み取り」から始めるべき理由

  • 2026.2.23

自身も57歳、整形外科医でありスポーツドクターの中村格子さんに教わるダイエット企画「健やかボディを目指す格-KAKU-トレ」。第2回は、50代からのダイエットの基本として必要な、心と体の「歪み取り」について解説します。

教えてくれた人:中村格子(なかむら・かくこ)さん

中村格子(なかむら・かくこ)さん

トップアスリートを長年サポートしてきた経験から、日本人の健康づくりに取り組む整形外科医。「健康であることは美しい」をモットーに、誰にでも実践しやすい効果の出るエクササイズを提案する。「Dr.KAKUKO スポーツクリニック」では、リハビリや予防のためのエクササイズやボディメイク指導を行い、独自の診療スタイルが人気を呼んでいる。「大人のラジオ体操」が大ヒットするなど、著書多数。

50代からのダイエットは「歪み取り」から

「50代からのダイエットは、知らず知らずのうちに溜まった心と体の『歪み』を取ることから始めてほしい」と中村格子さんは言います。

「心の歪みは、活動量と食事量に深く関係しています。また、筋トレなど運動を始める前に、体の歪み取りは必ず行ってほしい」と語ります。今回は、50代からのダイエットに必要な「歪み取り」について解説していきます。

心の歪み取り1:トキメキダウンで活動量ダウン

「普段と変わらない生活しているだけなのに、何で太るんだろう」。そう思ったことはありませんか? 「変わらないと思っていても、実は活動量自体が減っている人が多い」と格子さん。

「年を取るとやっぱり落ち着きますし、何事にも既視感が増えてトキメキがなくなるんですよね。若い頃って、何に対してもウキウキして食べ歩きでも歩き回ったり、いろいろなことにチャレンジしたり、なんだかんだ動き回っていましたよね。トキメキがダウンすると、活動量もダウンするもの。患者さんで活動量が多い人は、気持ちが若い人が多いです」

年を重ねて、何でも「面倒くさい」とひねくれた気持ちになっている人は要注意。心ときめくことを見つけるだけでも、活動量が変わるかもしれません。

心の歪み取り2:「でも」「だって」はこじらせボディの始まり

「活動量が減っているのに、若い頃のままの食事量を続けて体重が増えている方は、食事量を見直しましょう」と格子さん。

「慣れは怖いもので、若い頃と同じように毎日お菓子やケーキを食べている方もいらっしゃいます。あとは、一つ一つの量は少なくても、たくさん食べている場合も。クレジットカードで少額を何度も払っているうちに、結構な額になっているのと同じように、ちょこちょこ食いを続けていると結構なカロリー総数になっているものです。

そして、そういった方は、よく『でも……(少しだし)』『だって……(疲れたから)』などと言い訳をしがちです。

また運動していないと、実はストレスが溜まります。そのストレスを食で解決するという負のループに陥り、ひざや股関節が痛くなって、さらに最低限で動くことを考えるようになると、”こじらせボディ”が完成します。自分の悪癖を見直すつもりで、食事量も見直してみてください」

熱産生を高めるために必要な栄養素を取ろう

食事量は見直した方がいいものの、若い頃と同じような「食事を抜く」ダイエットをするのは、50代からはご法度です。

「食事を抜くと、体の熱産生が低い体になってさらに代謝が落ちてしまいます。代謝を上げるためには、運動を行うとともに燃料である食事をきちんと食べることが大切です」と格子さん。

食事は、次の3点を意識して取るようにしましょう。

  • 肉類などタンパク質はしっかり3食
  • 炭水化物は朝はしっかり取る。夜は控えめに
  • 代謝を上げる体のサイクルを作る栄養素をとろう

とりたい栄養素

  • ビタミンやミネラルを含む、緑黄色野菜やフルーツ、ナッツ類
  • オメガ3系脂肪酸を含む青魚など
  • ヨーグルト・納豆・味噌など発酵食品
  • 野菜や海藻類、きのこ類など食物繊維の多い食品
  • ごぼうや玉ねぎ、はちみつなどオリゴ糖
  • 乳製品、大豆製品、魚介類などカルシウム、リンの多い食品

筋トレを行う前に「体の歪み」を取ろう

Dr.中村格子の「格-KAKU-トレ」第2回「下半身」の歪み改善ストレッチより
Dr.中村格子の「格-KAKU-トレ」第2回「下半身」の歪み改善ストレッチより

心の歪み取りは、食事量と活動量に関係する一方、体の歪み取りはなぜダイエットに必要なのでしょうか?

「50代からのダイエットの目的は、痛みがなくスムーズに動ける、健やかなボディです。人生を楽しむために、アクティブに動ける体でありたいですよね。そのためにも歪みを整えることは、とても大切です。

体に歪みがあると筋肉のバランスが崩れて、立っているだけでも痛みを生み出すようになります。また、せっかく運動をしてもその歪みを助長する形になってしまいます」と格子さん。

また日頃から運動不足で筋肉量が低い人は、筋肉や関節が固くなり可動域も狭くなっているため、運動の効果も出にくいそう。

「まずは、姿勢を整えてしっかり肺に空気を入れて呼吸をする。これだけでも、十分スタイルは変わりますし、痩せやすい体質になっていきます。その次に下半身・上半身の歪み取りを行います。

体が硬くても、体力がなくてもできる簡単な動きなので、どなたでも気軽に取り組めます。続けるうちに全身スッキリして、自然と続けたくなるはずです」

>>呼吸法や歪み取りを解説「格-KAKU-トレ 入門編」を動画で見る!

更年期こそ、心と体の歪みを見直すタイミングにしよう

更年期こそ、心と体の歪みを見直すタイミングにしよう

更年期の最中は、さまざまな不調や痛みなどが起き、体を動かすのはしんどい…という方もいらっしゃるかもしれません。

閉経前後に起きるのは、疲労感や自律神経失調症状といった、いわゆる更年期症状だけではありません。今までスムーズに動いていた筋膜などの結合組織内の水分量が低下して摩擦が大きくなり、体がきしむといった感覚が増えるとともに炎症が起きやすくなり、股関節痛、腱鞘炎や肩こりといった筋骨系の不調も起きやすくなります。

格子さん自身も更年期の前半は、体の痛みや体調の悪さに不安を覚えたそう。

「気分の落ち込みにも影響しましたね。体が痛かったり、心が沈んだりして、健康を指導する立場なのに自分は不健康でその資格がないのでは、と思えてつらかったです。でも、更年期後期に入ってからはだいぶラクになりました。

必ずいつか更年期は終わります。無理は禁物ですが、体を見直すチャンスだと思うといいでしょう。今回ご紹介する格-KAKU-トレに取り組めば、気分転換にもなる上に体もラクになるはずです」

※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

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