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大人が意外と間違える「1000Wだと何分?」→1分じゃないよ!

  • 2026.2.28
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コンビニのお弁当を表示通りに温めたのに、思ったより冷たかったという経験はないでしょうか。

実は、家庭用と業務用の電子レンジでは出力(ワット数)が異なります。

そのため、表示された時間がそのまま当てはまるとは限りません。

今回は、身近な場面を通して算数の考え方を確認してみましょう。

問題

コンビニで買ったお弁当に次のような表示がある。

レンジ加熱目安
500W 1分30秒
1500W 30秒

では、出力が1000Wの電子レンジでは、何秒加熱をすればいいでしょうか。

表示を見ると、1000Wは500Wと1500Wのちょうど中間です。

では、加熱時間も1分30秒(90秒)と30秒の真ん中である60秒になるのでしょうか。

実は、それは正しくありません。

 

 

さて、今回の問題の答えは「45秒」です。

解説

まず、出力と加熱時間の関係を確認します。

「500Wなら90秒」「1500Wなら30秒」ということは、ワット数が3倍になると、時間は3分の1になっています。

これは「反比例」の関係です。

反比例とは、一方が2倍、3倍になると、もう一方が2分の1、3分の1になる関係をいいます。

1000Wは500Wの2倍です。

したがって、加熱時間は90秒の2分の1になります。

つまり、45秒です。

 

家庭用の電子レンジは500〜700W程度のものが一般的です。

では、もし600Wの場合はどうなるでしょうか。

反比例には「2つの値の積が一定になる」という性質があります。

今回の場合は「出力×時間」が常に一定になります。

500Wで90秒の場合:500×90=45,000
1500Wで30秒の場合:1500×30=45,000

600Wのときt秒とすると、

600×t=45,000
t=75

したがって、600Wの場合は75秒加熱すればよいことになります。

まとめ

実際には、食品の種類や置く位置によっても加熱時間は変わります。

ただし、出力が違う電子レンジで時間を調整する必要がある場合には、今回のように考えることができます。

日常の中にも、算数の考え方が役立つ場面はたくさんあります。

ぜひ、身近な場面で活用してみてください。


監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」