1. トップ
  2. ティモシー・シャラメ、3度目の正直で初オスカー受賞なるか? 今さら聞けない、ティモシーの魅力を完全解説

ティモシー・シャラメ、3度目の正直で初オスカー受賞なるか? 今さら聞けない、ティモシーの魅力を完全解説

  • 2026.2.4
Dia Dipasupil / Getty Images

映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたティモシー・シャラメ。彼がオスカーの主演男優賞にノミネートされるのは今回で3度目。20代のうちに2回候補入り、30歳になった今年に3回目のエントリーとなったわけだが、20代で2回ノミネートされるのはジェームズ・ディーン以来の快挙。そして30歳で3回目のノミネートを果たすのはマーロン・ブラント以来の記録である。映画史に残る名優、ディーンとブランドに次ぐ記録を打ち立てたことは、ティモシーが2人に並ぶスターである証。そこで今回は映画ファンだけでなく、アカデミー会員からも高く評価され、映画監督やプロデューサー、俳優たちの心も掴む彼の魅力を大解剖。初のオスカー受賞を祈願しつつ、ティモシーのキャラクターを分析してみたい。

George Pimentel / Getty Images

美貌だけでも、演技力だけでもない

ティモシーの魅力は、言うまでもなくこの美貌だが、それだけではない。バラエティに富んだキャラクターになりきる演技力も備えているのが大きな魅力であり、強み。アル・パチーノやエイドリアン・ブロディら多くの演技派俳優たちを輩出してきたニューヨークの名門芸術学校、ラガーディア高校で演技の基礎を身につけている。天性の才能に加え、名門校の教育に裏打ちされた演技力が彼のキャリアを支えてきたのは間違いない。

Warner Brothers / Getty Images

歌って踊れる

ティモシーはそのラガーディア高校時代からミュージカルに出演、有名ミュージカルの『キャバレー』でMC役を演じたこともある。歌と踊りはその頃からトレーニングしていた。それが結実したのが、ミュージカル映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のウォンカ役。

ウォンカ役はトム・ホランドも狙っていたと言われ、ティモシーとトムの一騎打ちだったと報じられている。トムも歌って踊れるスターの1人。役を目指してトレーニングするのではなく、もともと歌って踊れた多才さが、監督やキャスティングディレクターにとって決め手の1つになったのは間違いなさそう。この映画でティモシーのファン層は一気に広がり、彼はスターの座を確実にした。

Franco Origlia / Getty Images

作品選びが上手

ティモシーのフィルモグラフィーを見ると、その幅広さに驚かされる。ブレイクのきっかけになったのはアーティスティックな趣の『君の名前で僕を呼んで』だが、その路線にこだわることなくドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(写真右)のSF大作『DUNE/デューン 砂の惑星』やエンタメ色の強い『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』など、様々な規模とテイストの映画に出演してきた。幅広い作品に出演すれば、それだけファン層は幅広く、より厚くなる。彼を起用したいと思う監督や映画会社も増えることに。

Gotham / Getty Images

キャリア作りも巧み

ハリウッドには「賞レースには興味がない」という姿勢を貫く反骨派俳優も少なくない。しかしアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞のような大きな賞の候補になり、受賞も果たせば名前に箔が付くし、何よりも知名度が上がってオファーが増える。アカデミーは実在の人物を演じた俳優を好むと言われているが、ティモシーも『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』に出演。ボブ・ディランを演じて2度目のアカデミー賞ノミネートを果たしている。賞を目指してこの作品に出たわけではないだろうが、アワードが好みそうなものにもきちんと出るあたり、キャリア作りが巧みである。しかもまだ存命中の人物を選び、本人から苦情が出ないようにしっかり演じ切るところもさすが。演技力の証明にもなり、彼の評価を一段とアップさせる作品になったといえる。

Anadolu / Getty Images

きちんと仕事を続ける

当たり前、という声も聞こえてきそうだが、これが案外難しい。ティモシーは2014年にスクリーンデビューを果たしてから、途切れることなく作品に出演し続けている。唯一出演作が完成しなかったのは2020年だけだが(*)、これは翌2021年の超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』の撮影に入っていたからだと見られる。大作の後に長期のオフや充電期間を取る俳優もいる中、活動し続ける勤勉さは業界から高い評価を受ける理由といえそう。ちなみに先輩スター、ブラッド・ピットもブレイク後、ほとんど休みなく働き続けていることで有名。

(*映画データベースIMDbによる)

Paul Archuleta / Getty Images

監督から愛される

ブレイクするきっかけになった『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督(写真左)とは2022年の『ボーンズ アンド オール』で再タッグ。『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督も『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で再起用している。

Frazer Harrison / Getty Images

ガーウィグ監督は彼をとてもかわいがっていて、「マイボーイ」と呼んでいるほど。同じ監督から何度もお呼びがかかるということは、演技力だけでなくプロ意識も兼ね備えている証拠。つまり意味もなくわがままだったり、注文が多かったり、遅刻が多かったりしないということ。ちなみに先輩スター、レオナルド・ディカプリオもマーティン・スコセッシ監督と何度もタッグを組んでいる。レオは大御所からお墨付きをもらったことで、演技派&実力派としての地位を確実にしたわけだが、これがティモシーにも当てはまる。

Brian de Rivera Simon / Getty Images

ママと仲良し

母のニコールは元ブロードウェイのダンサー。ティモシーは母ととても仲がよく、レッドカーペットにエスコートしたこともある。母を大切にする男性が、女性たちから人気を集めるのはレオナルド・ディカプリオの例からも明らか。

Dominique Charriau / Getty Images

自分に似合うものを知っている

おしゃれなことでも有名で、レッドカーペットでの装いが話題になるティモシー。彼のファッションに対する注目度が一気にアップしたのは2021年、ベネチア国際映画祭で行われた主演作『キング』のプレミアにハイダー・アッカーマンのスーツを着て現れたのがきっかけ。男性が体現する新たな形のエレガンスとして注目を集めた。ティモシーはそれ以来、アッカーマンのデザインするバックレスのジャンプスーツやスウェットパンツなどでレッドカーペットを華やかに彩ってきた。

Pascal Le Segretain / Getty Images

ティモシーとアッカーマンのタッグが注目されるのは、ユニークで大胆なデザインだからということもあるけれど、それ以上にティモシーのしなやかなルックスにしっくりはまっているから。自分の似合うものをしっかり選べるところが、ファンからもファッション界からも支持されている理由といえる。

Mike Coppola / Getty Images

ちなみにデザイナーから愛されるのもスターの証。オードリー・ヘップバーンはユーベル・ド・ジバンシィの、カトリーヌ・ドヌーヴはイヴ・サン=ローランのミューズだった。

Taylor Hill / Getty Images

ユーモアのセンスがある

ティモシーはデビューしたての頃、コメディ映画『クーパー家の晩餐会』でキスが下手な男の子をユーモラスに演じ、コメディセンスを発揮している。その才能は今も健在で、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』で共演したヒュー・グラントがトークショーに出演したときには、スタジオにサプライズ登場。ヒューの懐かしの大ヒット作『ラブ・アクチュアリー』のロゴが入ったキャップをかぶって、オタクっぽいファンに扮すると「大ファン、大ファン」とアピール。ヒューとコントを演じてみせた。

この投稿をInstagramで見る

The Tonight Show(@fallontonight)がシェアした投稿

即興でその場を沸かせる度胸と、笑いが取れる演技のセンス、何よりこのオファーを引き受ける余裕。これをすべて兼ね備えているのだから、ファンからもエンタメ界からも愛されるのはもはや当然。

Phillip Faraone / Getty Images

意外性の宝庫

ティモシーのキャリアはオンもオフも意外性でいっぱい。繊細なイメージの彼がフォーク&カントリー出身のシンガー、ボブ・ディランを演じると予想していた人は少ないだろうし、炎上常習犯のリアリティセレブ、カイリー・ジェンナーと真剣に交際し結婚秒読みといわれるようになると思っていた人もほぼ皆無なはず。常にみんなを驚かせ、退屈させないのはトップクラスのエンターテナーといえそう。

Stephane Cardinale - Corbis / Getty Images

気取らない

2024年、ニューヨークのど真ん中にある広場でティモシー・シャラメのそっくりさんコンテストが開催された。このイベントを聞きつけたティモシーは、ふらっと会場に出没。集まっていたティモシーファンや出場者たちからはパニック級の歓声が上がった。この気取らなさもティモシーの大きな魅力。ちなみに来日したときには仕事の前にふらっとお散歩へ。公園を散策する様子をインスタグラムのストーリーにリアルタイムで投稿したり、撮った写真を記者に見せたりとフレンドリーなところを披露。その自然さは日本のマスコミ陣も魅了した。

Frazer Harrison / Getty Images

あわせて読みたい>>

ティモシー・シャラメのキュート&美麗ショット全部見せ

ティモシー・シャラメの必見出演作19

ティモシー・シャラメとカイリー、ゴールインの可能性は? 恋愛タイムラインを探る

元記事で読む
の記事をもっとみる