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私の婚約者と結婚する妹「結婚式奪っちゃってごめんね♡」プッ!鼻で笑う私…だって、その式場は

  • 2026.3.17

私と妹は、両親を早くに亡くしています。当時、私は大学生で妹はまだ高校生。それからは、二人きりで支え合って生きてきたつもりでした。
学業の傍らアルバイトを何本も掛け持ちする日々。両親の遺産はあったけれど最低限しか手をつけず、必死に生活を工面し、彼女の笑顔が見られるなら苦労などいとわないと本気で信じていたのです。
その後、私は社会人としての第一歩を踏み出し、職場で出会った夫との結婚も決まりました。夫は誠実でやさしく、妹も「お姉ちゃん、良い人と出会えたね」と喜んでくれていました。
新しい家族ができ、これからは穏やかな日々が続くものだと信じていたのです。

結婚の約束をしてすぐ、夫に100万円ほどの借金があることがわかりました。問い詰めると、夫は申し訳なさそうに頭を下げ、反省を口にしました。

戸惑いましたが、生活を切り詰めるなど私も彼の借金返済をサポートしていくことを決めて、一緒に計画を立てたのです。

けれど、それからしばらくして違和感が積もり始めます。夫の帰りが遅い日が増え、休日もひとりで出かけることが多くなったのです。

借金の返済があるにもかかわらず、外食や娯楽への出費は減らず、私ばかりが一生懸命返済をする日々……。喧嘩になることもありました。妹に電話で愚痴をこぼしたこともあります。でも喧嘩の理由である借金のことは言えませんでした。

妹は「お姉ちゃん、溜め込まないで」と心配してくれましたが、私は「大丈夫、ちゃんと仲直りするから」と笑ってごまかしていたのです。妹だけは、どんなときも味方でいてくれる。そう思っていました。

夫の秘密

ある日、夫から100万円のほかにも借金があることを打ち明けられました。そしてもうひとつ、妹と交際していると言うのです。到底、受け入れられるはずのない現実でした。

目の前が真っ暗になりながらも妹に事実を確認しました。すると、彼女は何の悪びれもなく交際を認めたのです。むしろ楽しげに「お姉ちゃんって鈍感だよね」と笑われました。


私が両親のいない生活の中で必死に妹を守ってきた年月は、妹にとっては違うものだったようでした。「いつもチヤホヤされるのはお姉ちゃんばかりだった」「私はおまけみたいだった」。そう吐き捨てるように言われ、私は言葉を失いました。


もう夫への愛情は残っていませんでした。借金を隠し、妹と通じていた人をこれ以上信じることはできません。妹に煽られたこともあり、私は結婚をやめることにしました。

結婚式譲って!

妹はさらに信じられないことを言い出しました。私たちが確保していた結婚式場の予約を、そのまま自分たちの式に使いたいというのです。

「キャンセル料がもったいないでしょ? キャンセルするくらいなら私たちが引き継いであげる。新婦の名前を変えるだけで済むし、まだ打ち合わせもしていないなら合理的でしょ?」と、妹は信じられない提案をしてきました。


「親族席、用意しておこうか?」そう言って笑う妹の顔を見たとき、諦めがつきました。私は「好きにして」とだけ答え、電話を切ったのです。

それからは悲しみに浸る時間を自分に許さず、慰謝料請求の準備に没頭しました。動いていなければ、心が壊れてしまいそうだったのです。

妹へのメッセージ

数カ月後、結婚式当日の朝のことです。妹から「花嫁の席、奪っちゃってごめんね」と、嬉しそうなメッセージが届きました。


私は淡々と返信しました。「私の代わりに不幸を引き受けてくれてありがとう。借金の返済、ふたりで頑張ってね」と。

スマホ越しでも、妹の動揺が伝わってくるようでした。総額500万円にも及ぶ借金の存在を、彼女は元夫から一切知らされていなかったのです。

「嘘でしょ?」と問い返す妹に、私は淡々と事実だけを伝えました。最初の喧嘩は100万円の借金が原因だったこと。その後さらに膨れ上がっていたこと。そして問い詰めた際に、元夫自身が妹との関係を明かしたこと——。


「なんで教えてくれなかったの」と妹は叫びました。けれど、姉の夫を奪った相手に、なぜ私が借金の注意までしなければならないのでしょうか。


さらに、もうひとつ伝えなければならないことがありました。親族を招待しておこなう予定だった結婚式でしたが、元夫側の招待客の多くが、式への出席を取りやめていたのです。

実は少し前、以前ご挨拶をしていた元夫のいとこから「招待状の名前が別の人になってるけど、どういうこと?」と困惑した連絡が入りました。私は無理に隠すこともせず、起きた事実をありのままに伝えたのです。

その話は親族間であっという間に広がり、多くのゲストが欠席となりました。

結婚式の悲劇

結婚式は予定通り開かれたそうです。けれど、出席していたのはほとんど妹側のゲストで、元夫側はガラガラ。次々と届く欠席の連絡を、彼は妹に言い出せないまま当日を迎えていたのです。

その光景に耐えられなくなった妹が泣き崩れ、暗い雰囲気で式は終わったと、後から人づてに聞きました。


慰謝料の請求書は、すでに送っています。妹は「払えない」と言っていましたが、自分がしたことの責任は自分で取るべきでしょう。


あれから妹と元夫は、お金のことで言い争いの絶えない日々を送っているそうです。元夫からは「やっぱり君と結婚すべきだった」という気持ちの悪い連絡が届きましたが、即座にブロックしました。

その後…

今、私は一人暮らしをしています。愛していた夫と、たったふたりの家族だった妹に同時に裏切られたあの日は、両親を亡くしたとき以来の深い悲しみでした。しばらくは何もやる気が起きなかったのが正直なところです。


でも、友人や職場の仲間たちが私を支えてくれました。そのあたたかさに何度も救われ、少しずつ日常を取り戻すことができたのです。

男運には恵まれなかったけれど、周囲の人には恵まれていた——。その感謝を忘れずに、地道に自分の幸せを見つけていこうと思っています。

◇ ◇ ◇

家族だから何をしても許される、ということはありません。血のつながりや長い年月が築いた信頼も、裏切りの前ではあっけなく崩れてしまうでしょう。

本来、家族は何よりも心強い味方であるはずです。だからこそ、その関係を当たり前だと思わず、日ごろから大切にしていきたいものですね。

【取材時期:2026年2月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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