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「産み終わったなら手伝え!」産後の私にDIYさせる夫「業者に頼まず節約だ!」次の瞬間、母が…!

  • 2026.3.17

約2年前、子どもも増え、新しい家具を購入することになったわが家。私は完成品を推しましたが、夫は安価な組み立て式にこだわり、「自分でするから」と譲らず。仕方なく購入し、夫が悪戦苦闘して組み立てたものの……最終的に出来上がった家具を見て驚く私に、夫は信じられない発言をしたのです。

産後の私に重いものを持たせる夫

私が下の子を出産して間もないころの出来事です。子どもが増え、クローゼットに洋服が入りきらなくなり、夫と相談して新しいものを購入することにしました。

産後1カ月しかたっていなかった私は、あらかじめ組み立ててある完成品クローゼットを購入し、すぐに使いたかったのですが、夫は「安いから」という理由で、「自分で組み立てるDIY式を購入したい」と譲りません。しかし、組み立てるといっても、一つひとつのパーツが重いうえに作業工程も多く、素人には難しそうです。

店の方からは「1万円ほど払えば、業者が家まで来て組み立ててくれるサービスもあります」と案内されました。そのサービスを利用しても、完成品を購入するより安くつきます。私は「せめて組み立てサービスを利用しようよ」と提案しましたが、夫は「俺が組み立てる! 1万もあったら他にもっと使えるだろ」と言って拒否。私は「出産したばかりだから重いものは持てないし、手伝えないよ」と念を押しましたが、夫は「何とかなるから」と話すので仕方なくDIY式の商品を購入し、組み立てサービスは依頼しませんでした。

商品が届いた日、休みだった夫は早速組み立て作業を始めます。しかし、重たい板を押さえながらの作業が多く、少し肌寒い時期だったにもかかわらず、夫は汗だく。時折様子をうかがいに行きましたが、かなり苦戦している様子でした。そして数時間後、夫の「できた!」との声が聞こえたので、完成品を見に行くと……。

なんと扉も引き出しもすべてガタガタで、隙間だらけではありませんか。収めた衣類が丸見えでは、何のためのクローゼットなのかわかりません。してもらった手前、あまり文句を言うのもな……と私が言葉に迷っていると、私の不満を察知した夫は「ひとりでしたんだから仕方ないだろ!」と逆ギレします。さらに「お前が手伝ってくれればよかった話だ」と言うのです。しかし、自分ですると言い張ったのは夫。産後の体は交通事故にあったのと同じくらいしんどいと夫婦で医師からも聞いており、手伝えないことも話していたのに、あまりに自分勝手な言い分で、私は我慢の限界に達しました。

「なぜ私が悪いみたいに言うの? 手伝えないって言ったよね? 産後の体の状態がどんなものか本当にわかってるの?」と声を荒げました。しかし夫に「文句あるなら、修正するから手ぐらい貸せよ! 産み終わってんだからそのくらいできるだろ!」と怒鳴られ、このままのクローゼットがどうしても許せなかった私は、結局手伝うことになったのです。

汗だくになりながら組み立て直しをしていると、近所に住む私の母が、里帰りしていなかった私のために、作り置きおかずを持ってやって来ました。私と夫の姿を見た母は驚き、「ちょっと、何してるの! 産後はしっかり休まないと、あとが大変なのよ!」と一喝。そして、夫のほうを睨み「あなたもこんな時期に何させてるの」と話します。夫は「お義母さん大げさじゃないですか? 僕は家計のために組み立て費用の1万円を節約しようと努力しているんですよ」とドヤ顔で、鼻で笑うように反論したのです。

これを聞いた母は、「あなたね、目先の1万円を惜しんで娘(私)に無理をさせたらどうなるかわかってないのね。数年後、数十年後、腰痛や子宮脱になる可能性だってあるの。近所に住む私がどれだけ手伝ったところで、本人の壊れた体は元に戻らないかもしれないのよ。治療にだってお金がかかるし、あなたがしていることは節約にはならないわ。家族のリスク管理不足よ」と冷静に返しました。「一生、妻の健康に責任を持てるのか」という母の具体的な警告を受け、夫はようやく黙り込み、「すみません」と頭を下げました。私にも「ごめん。やっぱり最初から完成品を買うべきだった」と謝ってくれたのです。その後、実家に住む私の弟が手伝いに来てくれ、何とかクローゼットは形になりました。

少しでもコストを抑えたかった夫の気持ちは理解しますが、結局は私の母に叱られ、弟にまで迷惑をかけてしまいました。家計を気にしてくれるのもありがたいですが、「安ければいい」という考えで、家族の健康を危険にさらすのは間違っていると私は思います。単なる金額の比較だけでなく、その選択が家族のためになるのかを、よくよく夫婦で話し合おうと心に決めた出来事でした。

◇ ◇ ◇

産後の体はとてもデリケートで、しっかり休養を取らないと、将来腰痛や骨盤臓器脱(子宮脱)などの健康トラブルにつながる可能性があります。子宮脱とは、妊娠や出産で骨盤底筋(骨盤内の子宮や膀胱を支える筋肉)に負担がかかり、子宮が正しい位置から下がってしまう状態のことです。

特に産後1カ月は、妊娠・出産で弱った筋肉や体を回復させるためにとても大切な時期。この時期に無理をして重いものを持ったり体を酷使したりすると、体調を崩したり回復が遅れたりすることがあります。家族や周囲に協力をお願いしながら、自分の体をいたわる時間を作ることが大切ですね。

著者:竹内美月/40代・ライター。車のおもちゃが大好きな4歳の男の子と、歌って踊るのが大好きな1歳の女の子を育てる母。平日はほぼワンオペ育児。何が起こったのかわからないほどのスピードで時間が過ぎていく、ドタバタな毎日を送っている。仕事終わりに夕飯を作りながら飲むハイボールが楽しみ。

作画:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

ベビーカレンダー編集部

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