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23歳で【結婚相談所】に入会した女性。大学時代の先輩と運命の再会で休会したはずが…半年後、彼女が「戻ってきた理由」

  • 2026.3.5
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

結婚相談所で仲人を務めております、テイカです。

大好きな人と「いつか結婚できたら」と期待しながらも、その“いつか”がいつ訪れるのか分からない不安。

23歳で入会したある女性会員様が、大学時代の先輩との恋を経て、最終的に「未来への歩幅」が合うパートナーを見つけるまでのお話をお伝えします。これは、好きという気持ちだけでは埋めることのできない、未来への速度差の物語です。

憧れの両親を目標に、23歳で始めた婚活

彼女には、明確な目標がありました。それは結婚25年目を迎えてもなお、仲良く二人で旅行に出かける自分の両親のような夫婦になること

彼女にとって結婚は、遠い未来の夢物語ではなく、大好きな両親が歩んできた道のりを自分も同じように辿りたいという、具体的で切実な目標でした。

そんな彼女にお見合い活動を始めて2ヶ月が経った頃、プライベートでのご縁が舞い込みます。お相手は大学時代の先輩で、「私のことを昔から見ていてくれた人で、何より安心感があるんです」とはにかむ彼女の姿を覚えています。

自分をよく知ってくれている人との縁を大切にしたいという彼女の決断を、私も素敵な選択だと応援し、相談所の活動は一旦休会することになりました。

気心の知れた安心感と、見えない「いつか」

彼女にとって先輩は、学生時代から自分の家族のことや性格、そして将来の夢までも共有してきた特別な存在でした。婚活で出会う初対面の男性とは違い、すでに信頼関係が築かれている安心感は何物にも代えがたいものです。

友人たちからもお似合いだと太鼓判を押され、彼女はこのまま理想的な結婚ができると信じていました。

しかし半年後、彼女から「相談所に戻ってもいいですか」と連絡が入りました。彼との日々は楽しかったものの、どうしても埋められない温度差に直面してしまったのだといいます。

彼女には、親と同じ25歳くらいまでに家庭を持ちたいという明確なビジョンがあり、1年以内の結婚を望んでいました。一方で、社会に出て間もない20代半ばの彼は、まずは二人だけの恋愛の時間を存分に楽しみたいという考えでした。

価値観の違いではなく、進みたい「歩幅」のズレ

彼は決して結婚を否定していたわけではありません。しかし、彼が口にする「いつか」という言葉には、具体的な期限も計画も伴っていませんでした。月日が経つにつれ、出口の見えないその言葉に、彼女の不安は募るばかりでした。

若く責任感の強い男性にとって、数ヶ月の交際で結婚を固める決断は、想像以上に重いものだったのかもしれません。ですが彼女は、このまま数年先まで変化のない関係が続いてしまうリスクを考えたとき、自分の大切な時間が過ぎていくことに焦りを感じずにはいられませんでした。

これはどちらが正しいという問題ではなく、単に二人の歩幅が合わなかっただけなのです。進みたい方向が同じでも、歩く速度が違えば、どんなに手を繋いでいてもいつかは限界がきてしまいます。

待ち続けるよりも、一緒に歩き出せる人を選ぶ

活動を再開した彼女は、自分の進む速度に寄り添ってくれる人を求めて、多くの出会いに向き合いました。少し年齢幅を広げてみるなどの工夫を重ねた結果、最終的には自分より3つ年上の男性と意気投合し、驚くほどスムーズに成婚退会へと至りました。

後日見せていただいた披露宴の写真には、若々しいお二人のまぶしい笑顔が写っていました。彼女は、「ただ恋愛を楽しみたかったのではなく、両親のような家庭を早く築きたかったのだと改めて気づけました」と晴れやかな表情で語ってくれました。

結婚は、情熱だけでは成立しません。進みたい方向と、そこへ向かうスピードが揃っていなければ、共に歩き続けることは難しいのです。見えない“いつか”を待ち続ける忍耐よりも、今この瞬間から足並みを揃えて歩ける人を選ぶこと。それが、彼女が自らの手で掴み取った幸せの答えでした。


ライター:テイカ
結婚相談所仲人。日々の面談を通して、婚活の現場で起きているリアルな変化を発信している。


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