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タワマンでの「男女30人のパーティ」に違和感…低層階の若者男性が、最上階で見せた“異様な光景”に愕然

  • 2026.2.19
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※ChatGPTにて作成(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。マンション管理士の資格を持ち、不動産管理の現場実務に10年以上携わってきたライターのS.Kです。

これは私がまだ不動産管理の現場で働いていた、10年以上前の出来事です。当時、知人の先輩に「タワマンでパーティがあるから来ない?」と誘われ、都内某所のタワーマンションへ足を運びました。

指定されたのは、居住者専用の最上階ラウンジ・パーティルーム。夜景が見えるその部屋には、すでに30人以上の男女が集まっています。ごく普通の若者たちが盛り上がる華やかな場でしたが、お酒を片手に談笑しつつも、職業柄「管理の問題はないのかな」などと考えていました。

管理上の問題は?パーティ利用への懸念

パーティの主催者は、そのマンションの低層階に住む男性です。非常に気さくな方で「友人を呼ぶときはいつもここを使うんだ」と、慣れた様子でゲストをもてなしています。

広くて眺望の良い共用ラウンジを「応接間」代わりに利用する。タワーマンションの居住者として正当な権利であり、ある意味で合理的な使い方ともいえます。

ただ、ここまで派手にパーティを開催している様子を見ると「今はまだ竣工して間もない時期でルールが緩いけれど、管理組合の活動が本格化したら間違いなく禁止事項になるだろうな」などと勝手に分析していました。

オートロックをすり抜ける「30人の部外者」たち

盛り上がる会場を見渡して、もう一つ気になったのが「セキュリティ」です。

これだけの人数が、どうやって厳重なオートロックを通過してここまでたどり着いたのでしょうか。もちろん、主催者がエントランスで解錠したケースが大半でしょうが、後から来た参加者が、他の住民が入るタイミングに合わせて一緒に入館する、いわゆる「共連れ」で入ってきた可能性も否定できません。

正規の手続きを経ない「共連れ」や、オートロックの隙間を抜ける行為は、管理規約違反であるだけでなく、場合によっては不法侵入とみなされ警察に通報されるリスクもあります。

会費制パーティは「営利目的」になるのか?

もう一つ、職業柄気になってしまったのが、入り口での「会費」のやり取りです。

男性△千円、女性〇千円といった会費制でしたが、これは実費の徴収なのか、それとも主催者の利益が含まれているのか。

多くのマンション管理規約では、共用施設での「営利活動」を禁止しています。もし頻繁に開催し、飲食代以上の金額を集めていれば、それは「ビジネス」とみなされ、規約違反になる可能性があります。

もちろん、この場がそうだと断定するわけではありません。ただ不特定多数が出入りし、金銭が動くイベントが常態化すれば、管理組合が規制に乗り出すのは時間の問題かもしれません。

便利な共用施設と、問われる「住まい方」

素晴らしい眺望と設備を安価に使えるのは、間違いなくタワマンの魅力です。しかし、その利便性は「住民のモラル」という見えない土台の上に成り立っています。あれから10年以上が経ち、最近では騒音やセキュリティへの不安から「同伴者の人数制限」や「貸切利用の廃止」へとルールを厳格化するマンションが増えました。

あの夜のような、ある種牧歌的でルーズなパーティは、今の管理体制下ではまず開催できないでしょう。規制がまだ緩やかだった時代特有の、少し危うくも懐かしい光景だったのかもしれません。



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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