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「お嫁にもらってあげるのに…」その一言が引き金に。結婚式費用で両家の溝が深まった一部始終と、元プランナーの後悔

  • 2026.2.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

結婚式費用の負担の割合は、地域や育った家柄などで価値観が違います。

費用の負担割合で新郎新婦、ご両家が揉めるのは少なくありません。

今回のご両家もまた、価値観の違いから揉め事に発展し、関係に亀裂が入ってしまいました。

同時に、プランナーとしての未熟さも感じさせられたエピソードです。

新郎家、新婦家、それぞれの結婚式費用負担への価値観の相違

結婚式費用の負担で両家が揉めるのは、結婚式の「あるある」のひとつです。

地域、家柄によって価値観は違ってきますが、今回のご両家は揉めただけで終わらず、亀裂が入ってしまいました。

また、この新郎新婦様に関しては、お2人の年齢や収入に差がある点も特徴的です。

それぞれの考え方は次のとおり。

  • 新郎家:結婚式費用はふたりで払えばよい。親は援助程度。出席者の人数でそれぞれにかかるものを計算。割れないものは折半
  • 新婦家:結婚式は、本来なら新郎家がすべての費用を負担。

見てお分かりの通り、かなり価値観が違います。

そして、ご両家はプランナーにどちらが正しいかと尋ねてきますが、角が立たぬようどちらの味方になることもないように歩み寄りを勧めるのが私のスタイルです。

「まず、そもそもお2人で支払うのか?ご両家に援助してもらうのか?ご両家で支払うのか?を決めましょう」

この点に関しては、新婦家側としては、新郎家が費用は出すものだということがネックでしたが、2人も手出しするということで、新郎家・新婦家・新郎新婦の3者で出すことは、渋々納得いただきました。

その代わり、本来は出す気ではなかったこと、新郎の年齢が非常に若いことを前提に、全体の2、3割なら...ということでした。

その点、新郎新婦は了解しましたが、新郎家の方がボソッと「お嫁にもらってあげるのにね...」と聞こえる程度の声で呟きました。

そして、「そもそも結婚式で高いのはドレスなど女性の衣装ですよね?本来なら招待人数が変わらないことを考えれば、新婦家が多く支払って当然ですよ?現実問題、ほとんど新婦にかかるものばかりでしょうから。それに新婦の方が10歳も年上で、収入もあるようですし...。それぞれにかかるものを負担するのが妥当で納得感も高いですよね。」

この年齢のことを言われたことにカチンときた新婦家は「うちの周りは、ほとんど新郎家が気持ちよく当たり前に全額負担していますけどね?まあ、収入的に...ね...」

ご両家の嫌味の応酬にその場の雰囲気は悪くなるばかり、新郎新婦は黙って下をうつむいています。

数時間、話し合いを重ねて、新郎家4:新婦家3:新郎新婦3の割合に決定はしましたが、どちらも不満は残っているようで、後味の悪い解散となりました。

結婚式当日...ご祝儀を開いて唖然!大きな亀裂を残したまま親戚づきあいが始まる

結婚式当日、初めは気まずい雰囲気のご両家でしたが、披露宴で少し和み、終始楽しんでいらっしゃるご様子でした。

プランナーとしてもひとまず安心していました。

感動の披露宴がお開きとなり、数時間後、ご祝儀を開き唖然!

確認したところ、中にはご祝儀が10,000円という友人も複数いらっしゃり…

全くあり得ない話ではないのですが、事前に費用で揉めていたご両家だっただけに、私も冷や汗をかきました。

新婦家がボソッと一言「若いとかではなく、常識の問題...やっぱり...」

新郎家のご両親は、ご祝儀の額を確認されると、少し驚かれたような表情で顔を見合わせ、その後、「私たちは電車の時間がありますので」と、足早に会場を後にされました。新婦家のご両親は、その様子を見て何か思うところがあったご様子でした。

不幸中の幸い、新郎新婦に亀裂が入ることはなく、お互い「ごめんね、うちの両親が...」と相手を気遣い合っている様子に私も安心しました。

そして、3人で顔を見合わせてふっと笑い「どうか末永くお幸せに...」とお2人にエールを送りました。

この一件を通じ、私はプランナーとして、金銭的な条件のすり合わせだけでなく、その背景にあるご両家の価値観を深く理解し、橋渡しすることの重要性を改めて痛感させられました。

これから結婚を控える方々は、費用についてはまずお二人でしっかりと方針を固め、なぜその結論に至ったのかという理由や想いまで含めて、それぞれのご両親へ丁寧に説明することが、今回のような亀裂を避けるための第一歩になるのかもしれません。


ライター:ゆきまる

大学卒業後、フリーターを経てウェディングトップの大手の会社に入社。ウエディングプランナーを10年経験し、その後、支配人を5年、エリアマネージャーとして全国の店舗の管理する活動。現在は、Webライターとして活動。ウエディングプランナーから培った「人をう気持ち」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。


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