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結婚式当日「あちらさんも服装ちゃんとして欲しいわ」着付け室で響いた新婦母の本音。隣にいた“相手の母親”の胸中。

  • 2026.3.3
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、ウェディングプランナーの佐藤ちなつです。

結婚式のドレスってすごく悩みますよね。プリンセスライン、マーメイドライン、クラシカル、Aライン、和装。

しかし、ご両家の親御様の衣装も悩みの種になりがちです。本日はご両家のお父様の服装「タキシードと礼服問題」についてのエピソードです。

素敵な門出、今後順風満帆にいくのでしょうか。

結婚式のお父様の衣装

結婚式の衣装には、両家の「格」を揃えるという考え方があります。

特に「嫁入り」という伝統的な考え方を重んじる場合、新郎側の格を立てるべき、という慣習が一部の地域やご家庭で見られることもあります。そのため、まず新郎側の衣装を基準に、両家のバランスを考えていくケースも少なくありません。

私が働いていたのは専門式場だったため、新郎父:モーニング/母:留袖、新婦父:モーニング/母:留袖という組み合わせがほとんどでした。

過去の経験から

今回の新郎様のお父様は、お姉様の結婚式で数年前にレストランウェディングを経験されていました。

お父様は、その時に召しになった略礼服が動きやすかったため、今回もお召しになりたいとお考えでした。それに対して新婦お父様はバージンロードは絶対モーニング服で歩きたいとお考えでした。それ以外は考えられないと、モーニングをお申し込みになりました。

両家で衣装合わせにお越しになるほど仲はよろしかったのですが、お考えはそれぞれです。

お写真などの記録物に残ることなので、プランナーの私、衣装スタッフ、カメラマンもそのご決断が気になっておりました。

当日の着付け室で、つい本音がポロリ

そして迎えた結婚式当日。

新婦お母様が、「こんな晴れの日なんだから、あちらさんも服装ちゃんとして欲しいわ」と着付け室で着付け師にポロリと…

カーテンで隔てられた隣の着付け室では、新郎のお母様がお着物のお支度中でした。お着付け時間はお伝え済みなので、横でどなたがお支度中かは、もちろんご存知です。

その声は、カーテンを隔てた隣の部屋にもはっきりと聞こえるほどの大きさでした。現場のスタッフは、その場の緊迫した空気に息を呑みました。

もちろん、新婦お母様にも「娘の晴れの日だからこそ、両家でしっかりと格を揃えたい」という強い想いがあったのかもしれません。どちらが正しいというわけではなく、両家の価値観の違いが表面化した一例と言えるでしょう。

だからこそ、こうしたすれ違いが起きる前に、第三者であるプランナーにご相談いただくことが大切なのです。

略礼服の新郎お父様に対し、モーニングで堂々バージンロードを歩く新婦お父様。

チグハグな雰囲気は残ったものの、写真撮影はもちろん、披露宴も滞りなく執り行われました。

たくさんのゲストや友人に囲まれ一通り披露宴は滞りなく進み、主役のお二人も満面の笑顔で無事に終わりました。

溝が深まる前に、どうぞ第三者のプランナーを交えてのご相談を切にお願いいたします

しかし、同じホテルに宿泊なので会場入りは一緒にお越しになったのに、お帰りの際はバラバラに帰られるご両家親御様。

お疲れだからなのか、早くも溝が出始めたのか…

服装問題については、お写真も残りますので、直接面と向かって相手方に言いにくい事は一度第三者のプランナーを交えてご相談をオススメします。


ライター:佐藤 ちなつ

初めてのアルバイトが結婚式場のサービススタッフでした。みんなで創り上げる特別な時間が本当に大好きでした。一般企業に就職中に、結婚式の新規会場がオープンすることを知り、この好機を逃すまいと勢いに任せて転職。その後ウェディングプランナーを努め、延べ9年間800組近くの結婚式に携わらせていただきました。笑いあり、涙ありの結婚式、また普段なかなか見えてこない珍エピソードなどをお伝えします


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