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寒くて眠れない…「パジャマ」の下に“インナー2枚重ね着”はNG?睡眠のプロが説く冬に「快眠」する秘訣

  • 2026.1.10
冬の就寝時、パジャマの下にインナーを2枚着て寝ちゃダメ?(画像はイメージ)
冬の就寝時、パジャマの下にインナーを2枚着て寝ちゃダメ?(画像はイメージ)

冬は寝室や布団の中が冷え込むことがあり、就寝時にパジャマの下に何か着込みたくなることがあります。その際、パジャマの下にシャツのようなインナー(肌着)を2枚重ねて着て寝ても問題はないのでしょうか。就寝時にインナーを重ね着する際の注意点や、重ね着以外の就寝時の寒さ対策も含め、上級睡眠健康指導士の山本智子さんに聞きました。

シャツの重ね着は眠りを妨げる原因に

Q.そもそも、パジャマの下に半袖シャツや長袖シャツを着ても問題はないのでしょうか。

山本さん「パジャマの下に半袖や長袖のシャツを着ても問題ありません。肌着は就寝中の汗を吸収したり、体温調節を助けたりするサポート的な働きをしてくれます。選ぶ際は、締めつけ感がなく、『コットン』や『シルク』など吸湿性と通気性に優れた天然素材の肌着を選んでいただくのがお勧めです」

Q.冬の就寝時、パジャマの下にシャツを2枚着て寝る人もいるようですが、睡眠の質にどのような影響を及ぼす可能性がありますか。

山本さん「何枚もシャツを重ね着するのはお勧めできません。重ね着が増えるほど汗が蒸発しにくくなり、体温が発散されにくくなるため、結果的に眠りを妨げる原因になります。また、息苦しく感じる原因になったり、体を締めつけたりして、寝返りを打ちにくくしてしまう可能性もあります。もし重ね着をする場合は1枚で、締めつけ感のないゆったりしたサイズで、吸湿性と通気性に優れた天然素材の物を選んでいただくとよいと思います」

Q.もし就寝時に肌寒さを感じた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。寝具や室温で見直すべきポイントについて、教えてください。

山本さん「2つの対処法があります。1つ目は、部屋自体の環境を整えることです。冬場の目安として、室温は20度前後、湿度は50~60%程度に保ちましょう。寝室に行く約1時間前からエアコンをつけて、あらかじめ室内を暖めておくとよいですね。

2つ目は、『寝床内気候(しんしょうないきこう)』、つまり布団の中の環境を適度な温度と湿度にすることです。理想的な温度は30度前後、湿度は50%前後といわれています。特に冬の冷気は床から上がってくるので、『ウール』や『キャメル』のような吸湿性、保温性に優れた素材の敷き寝具を活用するのがお勧めです。掛け寝具には羽毛布団を活用しましょう。羽毛布団は熱を逃がさない一方で蒸れを防ぐため、布団の中の環境を整えてくれます」

* * *

就寝時、パジャマの下に肌着を何枚も重ね着すると汗の蒸発を妨げたり、熱が逃げにくくなったりして、かえって睡眠の質を下げてしまうため、望ましくないことが分かりました。

重ね着する際は、吸湿性と通気性に優れた天然素材で、締めつけ感のないゆったりしたサイズのものを選ぶのがよいでしょう。着るもの以外での寒さ対策として、寝室の温度と湿度を快適に保つことや、寝具選びで布団の中の温度と湿度を整えることも有効です。ぜひ試してみてください。

オトナンサー編集部

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