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医師「極力避けるように」→実は『肌荒れ』を悪化させている…意外とやりがちな“NG洗顔”とは?【医師が解説】

  • 2026.1.26
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「スキンケアは念入りにしているのに、肌荒れが治まらない」「毎日しっかり顔を洗っているのに、ニキビや赤みが引かない」そんなお悩みをお持ちの方は、もしかすると日々の“洗顔方法”に根本的な原因があるかもしれません。

洗顔はスキンケアの基本中の基本。しかし、良かれと思って続けている習慣が、逆に肌トラブルを招いているケースは非常に多いのです。今回は、医師が警鐘を鳴らす「肌荒れを悪化させるNG洗顔習慣」と、健やかな肌を取り戻すための正しいポイントを解説します。

洗顔は「ただ汚れを落とせばいい」わけではない

洗顔の目的は、汗、皮脂、ホコリ、メイク汚れなどを落として肌を清潔にすることです。

しかし、「スッキリしたいから」と洗浄力の強すぎるものを使ったり、ゴシゴシ強く洗いすぎたりするのは逆効果。肌に必要な「うるおい」や「皮脂」まで奪い去り、バリア機能を低下させてしまいます。

バリア機能とは、角質層の潤いと皮脂膜で、外部刺激や乾燥から肌を守るガードシステムのこと。これが壊れると、肌は無防備になり、赤み・乾燥・毛穴の開き・ニキビといったトラブルが頻発します。「洗えば洗うほど美肌になる」は誤解です。洗いすぎは肌荒れのリスクを高めることを、まずは心に留めておきましょう。

肌荒れスパイラルを招く「4つのNG習慣」

以下は、肌荒れに悩む人が無意識にやってしまいがちな「間違った洗顔」の代表例です。

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

■ NG1:熱いお湯で洗っている

熱めのお湯は皮脂を過剰に洗い流し、強烈な乾燥を引き起こします。特に冬場や乾燥肌の人は、バリア機能を破壊する大きな原因になります。 正解は「32〜34度のぬるま湯」。手で触れて「少し冷たいかな?」と感じるくらいの温度がベストです。

■ NG2:ゴシゴシ洗い / 泡立て不足

摩擦は美肌の大敵です。肌をこすると角質層が傷つき、赤みやくすみの原因になります。また、泡立てが不十分だと洗浄成分が直接肌に触れ、刺激が強すぎてしまいます。 正解は「濃密な泡で包み込む」。手が肌に直接触れないよう、たっぷりの泡をクッションにして優しく洗いましょう。

■ NG3:1日に何度も洗顔する

ベタつきが気になって頻繁に洗顔していませんか? 皮脂を取りすぎると、肌は防御反応で逆に皮脂を過剰分泌しようとし、オイリー肌や荒れが悪化する負のループに陥ります。 また、過剰な摩擦は、黄色人種特有のシミ「肝斑(かんぱん)」の原因にもなるため注意が必要です。 正解は「洗顔は朝晩の2回だけ」で十分です。

■ NG4:洗顔後の保湿を後回しにする

洗顔直後の肌は、水分が蒸発しやすい無防備な状態です。そのまま放置すると急速に乾燥が進むため、極力避けるようにしてください。 正解は「洗顔後3分以内の保湿」。タオルで優しく水分を拭き取ったら、間髪入れずに化粧水や乳液でケアしましょう。

洗顔は「丁寧さ」と「優しさ」が命

肌トラブルの原因は、化粧品やホルモンバランスだけでなく、毎日の洗顔に潜んでいることが多々あります。 「落とすケア」は「与えるケア」以上に、肌の未来を左右します。以下のチェックリストで今日から習慣を見直してみましょう。

  • [ ] 洗顔料はモコモコに泡立てる
  • [ ] 熱いお湯はNG、ぬるま湯(32〜34度)を使う
  • [ ] 洗顔は1日2回まで
  • [ ] 絶対にこすらず、泡の弾力で洗う
  • [ ] 洗顔後は、即座に保湿する

正しい洗顔を身につければ、敏感な肌も本来の健やかさを取り戻せるはずです。今日から「肌を育てる洗顔」を始めてみませんか?


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。