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「クルマが雪で埋まったら…」わずか22分後には…JAFが検証した“恐ろしい結果”

  • 2026.1.23
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

本格的な降雪シーズンを迎え、各地で大雪や暴風雪への警戒が呼びかけられています。気象庁の発表によると、1月21日頃から25日頃まで日本周辺では顕著な冬型の気圧配置が継続する見込みで、北日本・西日本の日本海側を中心として、積雪量が大幅に増加する可能性があるとのことです。

そんな中、JAF(日本自動車連盟)の公式Xアカウント(@jaf_jp)が2026年1月19日に投稿した注意喚起が話題になっています。

投稿では「クルマが雪で埋まったら一酸化炭素(CO)中毒に注意」と題し、寒波到来の予報が出ていることに触れながら、エンジンをかけた状態でクルマが雪に埋まると、排ガスが車内に入り込みCO中毒になる危険があると警告。CO中毒にならないためにマフラーの周辺の雪を取り除くことが重要だと呼びかけています。

雪で動けなくなった際、寒さをしのぐためについエンジンをかけたくなりますが、それが命に関わる事態を招くこともあるのです。

わずか22分で"危険レベル"に…JAFが検証した衝撃の結果

JAFが実施したユーザーテストでは、クルマの周囲を雪で埋め、ボンネットの上まで雪を被せた状態でエンジンをかけ、車内のCO濃度の変化を検証しました。

その結果、対策をしない場合、開始直後から濃度が上昇し、16分後には400ppmに到達。その後わずか6分で測定上限値である1,000ppmに達しました。この数値は「3時間ほどで致死」という非常に危険な状態を意味します。

一方、マフラー周辺を除雪しておいた場合は、車内のCO濃度はほとんど上がらないという結果に。また、マフラー周辺を除雪せずに窓を5cmほど開けた場合でも、風が止むと「2時間で失神」する危険レベルまで濃度が上昇しました。

換気だけでは不十分であり、マフラー周辺の除雪がいかに重要かがわかります。

なぜ気づけない?一酸化炭素中毒の恐ろしさ

一酸化炭素は無色・無臭・無刺激の気体であるため、発生に気づきにくく、危険の察知が非常に難しい有毒ガスです。

マフラー周辺が雪に埋もれると、逃げ場を失った排ガスが車体の下に溜まり、エアコンの外気導入口や車体の隙間から車内に流れ込みます。

中毒症状は濃度と吸引量によって異なりますが、軽度であれば軽い頭痛や疲労感がみられ、症状が進むにつれて激しい頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気などが起きます。重症になると意識障害や痙攣が起き、昏睡状態に陥り、最終的には心肺機能が停止し、死に至ることもあります。

命を守る対策は「エンジンを切る」こと

釧路市や紋別市などの自治体も、雪による被害防止として一酸化炭素中毒への注意を呼びかけています。

最も重要な対策は、車内にとどまる際にはできるだけエンジンを切ることです。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、窓を開けて換気し、こまめにマフラーまわりを除雪してください。なお、窓を開けていても風向きや窓の開き具合などの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険性があるため、十分な注意が必要です。

また、安全な走行が困難な場合は無理をせず、最寄りのSA・PAや道の駅等で天候回復を待つなど、早め早めの対応が大切です。

車に積んでおくべき「備え」を確認しよう

例えば美瑛町役場では、冬期の外出時に車に用意しておくべきものとして、以下を挙げています。

  • スコップ
  • ブースターケーブル
  • 毛布
  • スノーヘルパー
  • スノーブラシ
  • けん引ロープ
  • 手袋
  • 長靴
  • 防寒着
  • 十分な燃料

上記は備えの一例であり、天候等に合わせた万全な備えが推奨されています。

暴風雪による大雪や猛吹雪、吹きだまりにより「立ち往生」などの可能性がありますので、不要不急の外出はお控えください。万が一に備えた準備と正しい知識が、あなたと家族の命を守ります。


参考:
JAF(@jaf_jp)公式Xアカウント2026年1月19日投稿
雪による被害防止(釧路市)
[Q]雪で埋まった場合の一酸化炭素中毒の危険性とは?(JAF)
クルマが雪で埋まった場合、CO中毒に注意(JAFユーザーテスト)(JAF)
雪害・停電に備えて(美瑛町役場)
車中泊での一酸化炭素中毒にご注意ください!(紋別市)


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