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「相殺」これ、なんと読む? 正しい読み方や例文、言い換えを紹介

  • 2025.12.19
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「相殺」これ、なんと読む?

「相殺」はなんと読むのでしょうか。突然ですが、正しい読み方のクイズです。

(1)ヒント

「相殺」とは、プラスとマイナスの要素を差し引きして、帳消しにすること。いわゆる「チャラにする」という状態を、よりフォーマルに表現した言葉です。

ビジネスでは、一般的に双方に存在する同種の債権債務を打ち消し合うことを指します。

法律や会計でよく使われる言葉ですが…。

(2)答え

正解は…相殺(そうさいです。

「そうさい」という言葉は、なんとなく聞いたことある!という方もいるのでは? ただ、漢字までは知らなかったという方もいるかもしれませんね。

ちなみに、ビジネスにおける「相殺」は、金銭のやり取りを減らして効率化したり、手数料を減らすといったメリットがあります。日常生活では「良かったこと」と「悪かったこと」を差し引きする、感情的な損得勘定という意味合いで使われます。

「相殺」の読み方に応じた例文

「相殺」は「そうさい」と読みますが、どんな使い方があるのでしょうか。使用例を見ていきましょう。

(1)売掛金と買掛金を「相殺」して、負担額を軽減できた

この例文では、ビジネスにおいて合理的な方法でお金のやり取りを効率化した様子が表現されています。「相殺」とあることで、払う義務ともらう権利を差し引きすることで、効率的に手間や負担を減らせたのが伝わりやすいです。

(2)彼女の成績は素晴らしかったが、遅刻や無断欠席のせいですべて「相殺」されてしまった

この例文は、努力や結果というプラスの要素が、信頼を損なう行為によってマイナスされ、帳消しにされた状況を表しています。「相殺」を使うことで、良い部分が悪い部分によって無かったことにされてしまう「もったいなさ」や「残念さ」を強調しています。

(3)疲労はあったけど、旅行先で食べた美味しいグルメがそれを「相殺」してくれた

この例文は、旅行で身体は疲れたけれど、食事の満足感や楽しさがそれを上回り、最終的に良い思い出として残ったという様子が表現されています。「相殺」とあると、ポジティブな要素がネガティブな要素を打ち消したのがわかりやすく伝わります。

Maskot / Getty Images

「相殺」の言い換え表現はある?

「相殺」と似たような意味の言葉を紹介します。関連付けて覚えれば、より知識が定着しやすいですよ。

(1)帳消し(ちょうけし)

「帳消し」とは、損得勘定の差し引きがゼロになることを表す言葉です。「相殺」が、二者間の債権債務のように対になるものをぶつけ合うニュアンスが強いのに対し、「帳消し」は、一方的なミスを許してもらったり、借金がゼロになるなど、より幅広い状況で使えるという違いがあります。

(2)埋め合わせ(うめあわせ)

「埋め合わせ」とは、不十分な部分や損失を他のもので補うことを表す言葉です。「相殺」がプラスマイナスゼロの状態を目指すのに対し、「埋め合わせ」は、マイナスを少しでもゼロに近づけようと「補う」行為そのものを指します。迷惑をかけたお詫びに食事をおごるなど、必ずしも完全に損失が消えるわけではない場合に使われます。

最後に

「相殺」は「そうさい」と読み、プラスとマイナスの要素を差し引きして、帳消しにすることを表す言葉です。例文や言い換え表現を知ることで、さらに語彙力が豊富になります。ぜひ覚えて、正しく読めるようになりましょう。

※この記事は2025年12月19日時点の情報です。

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