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知らなきゃ損!朝に食べるサバ缶とで始める簡単健康ダイエット

  • 2025.12.12

知らなきゃ損!朝に食べるサバ缶とで始める簡単健康ダイエット

「サバ缶ダイエット」がブームになったことがありました。サバ缶は便利だしおいしい、というイメージを持っている方も多いかもしれません。今回は、朝、サバ缶を食べると脂肪が燃えやすいという意外な話。栗原クリニック院長の栗原毅先生にお話をうかがいました。後半では、やせたい人に、1日大さじ2杯の酢もおすすめします。

朝サバ缶を食べると脂肪がつきにくい

サバ缶は手軽に入手できて、経済的、かつ長期保存もでき、タンパク質を豊富に含む優れた食材です。

薄くスライスした玉ねぎをサバ缶にのせて、ポン酢やマヨネーズなど好みの調味料でいたただく、そのおいしさと言ったら!

「メーカーによって若干違いはありますが、サバ缶1缶(190g)には約27 gのタンパク質を含んでいます。また魚には脳の働きをよくするといわれ るDHA(ドコサヘキサエン酸)や中性脂肪を減らす働きのあるEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています。もちろん、サバ缶にもこれらの成分が豊富に含まれています」と、栗原先生もサバ缶に太鼓判です。

「産業技術総合研究所の発表では、魚油を用いた研究ですが、血液中や肝臓中の中性脂肪を減らす効果があることが示されています。肝臓中の中性脂肪が減っているということは、脂肪肝の改善も期待できるということになります」

「さらにこの研究で注目したいのは、魚油は夕方よりも朝とったほうが中性脂肪を減らす効果が大きいこと。つまりサバ缶も朝食のときにとったほうが効果的なのです」

どちらかというとお酒のおつまみのイメージがあるサバ缶が、夕方よりも朝、食べたい食材だったとは、驚きの結果です。

「朝食はあわただしいので、簡単なのが一番。サバ缶なら缶を開けるだけなので、あっという間に調理できます。また日本人の朝食はタンパク質が少ないといわれているので一石二鳥です」という栗原先生のアドバイスのように、じつは朝食メニューとしておすすめのサバ缶です。

たとえばトーストにサバ缶をのせて、サバ缶サンドにすると、簡単でおいしくいただけます。
朝サバ缶のメニューをいろいろ工夫して、朝からすっきり、太りにくい1日をスタートさせたいですね。

1日大さじ2杯の酢が脂肪を減らす

「お酢は脂肪を減らす効果があるので、調理の際はぜひ使ってほしい調味料です」という栗原先生。

「脂肪を減らすのは、お酢の主成分である酢酸。脂肪の合成を抑制すると同時に、脂肪を燃やす効果もあります」

じつは、こうしたお酢の効果はよく知られているようで、「1日大さじ1杯のお酢をとりましょう」などといわれてきました。

「しかし、研究によると、1日大さじ 1杯(15㎖ )よりも2杯(30㎖ )とったほうが、内臓脂肪が大きく減ることが明らかにされています。ですから、これからは1日大さじ2杯のお酢をとることをおすすめします」

大さじ2杯というと、ちょっと多いように思われるかもしれませんね。でも、副菜に必ず酢の物を加えるようにすれば無理なくとれるでしょう。

「中華料理に酢をかけて食べる習慣がある人がいますが、あんがいおいしいので、試してみるとよいと思います」

「もちろん、水で薄めて飲んでもかまいません」というのは、酢が苦手な人にはうれしい話かもしれません。ただし、甘みをつけるのは要注意。

「ただ飲みやすくするため、はちみつで甘みをつけることをすすめる人がいますが、はちみつの主成分は吸収が速く脂肪肝になりやすい果糖とブドウ糖なので、甘みはつけないようにしてください」

※この記事は『2カ月でぽっこりお腹が改善!内臓脂肪の落とし方』栗原毅著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※この記事は2023年1月8日に配信した記事を再編集しています。

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