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「アスティエ・ド・ヴィラット 東京」オープン! デザイナーの2人にインタビュー

  • 2025.12.12
CEDRIC DIRADOURIAN

東京・表参道にパリ生まれのライフスタイルブランド「アスティエ・ド・ヴィラット」の旗艦店がオープン! 来日した創設者でありデザイナーのブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ペリコリ、彼らとコラボレーションし今回ギャラリースペースで展示を行うアーティストのセレナ・キャロンヌに話を聞いた。

CEDRIC DIRADOURIAN

美術学校で出会ったブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ペリコリの2人によって1996年に誕生したアスティエ・ド・ヴィラット。ヨーロッパの古い絵画に出てくるようなクラシカルで繊細なフォルムに真っ白な釉薬をまとった器で注目を集め、現在はパリのほか韓国やミラノにもショップを展開している。

「日本には、約20年前から何度も訪れていて、このショップがあるエリアの雰囲気をとても気に入っています。パリよりもずっと広さがあるのですが、1㎝四方のレベルまでこだわって、パリのエスプリを感じさせる空間をつくりあげました」と語るイヴァン。

〈写真〉食器がならぶショップのメインスペース。イタリアの古いタイルを敷き詰めた床やこっくりと落ち着いた色合いの木製の什器などインテリアにも彼らのこだわりが随所に感じられる。

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〈写真〉器はすべてパリ市内にある工房で、一つずつ職人の手によって作られている 。ショップでは小皿やインセンスホルダー、カップや大皿まですべてのコレクションが見られる。

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パリの約5倍の広さという広々とした店内には、彼らのアイコンである繊細な白い陶磁器や、フレグランス、キャンドル、ステーショナリーのほか彼らが買い付けたさまざまなインテリアアイテムが所せましと並ぶ。

〈写真〉ニューヨーク在住のデコパージュ(画像のペーパーコラージュ)デザイナーのジョン・デリアンとのコラボレーションによる食器も数多く展開。

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〈写真〉キャンドルスタンドのデザインを照明に展開したシリーズ。

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「今回、ソウルやミラノの店舗に続いて3つ目となるギャラリーを2階に設けました。3つの店舗の中では日本がいちばんギャラリーの広さがあり、ゆったりとみていただけると思います」とブノワ。最初の展示には、これまでも指輪型の取っ手がついた「リング・マグ」などのコラボレーションを手掛けてきたセレナ・キャロンヌが選ばれた。

〈写真〉倒れた花瓶や水滴、花まで繊細に仕上げられたセレナの作品。

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今回ブノワやイヴァンと一緒に来日したセレナはショップの印象を「1階に商品が見られる場所があって、階段を上がった先にギャラリーという別世界が広がっている構成が気に入っています。お店で私がアスティエ・ド・ヴィラットと作ったアイテムを見て興味を持った方が、階段の先にあるアート作品で私の世界観にさらに触れていただけると嬉しいです」と語る。展示は今後もさまざまなアーティストと制作したものを発表していく予定だ。


〈写真〉セレナはパリ生まれの彫刻家。ブロンズや紙などさまざまな素材を駆使した作品を手掛ける。


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〈写真〉今回のオープンに合わせてセレナと新たに作った新作のマグ。目はセレナにとって自身の作品でもくり返し取り入れてきたモチーフ。









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〈写真〉窓辺の棚にはガラスウェアが並び、自然光によってその美しさが際立つ。

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また、店内にはアスティエ・ド・ヴィラットのものだけでなく、彼らが美しいと感じる世界のブランドのアイテムも並ぶ。中でもおすすめを聞くと「すべてがおすすめです。パリのお店でも扱っているアンケ・ドレッチェルのクッションやオブジェのようなキャンドル、今の時期にぴったりなクリスマスオーナメントなどお気に入りが見つかると思います。」と2人。独自の審美眼で選び抜かれた美しいアイテムの数々の中からぜひ自分だけの宝物を探してみて。


〈写真〉イヴァンが「トロンプ・ルイユ(だまし絵)のよう」と語る食べ物の形をしたユニークなキャンドル。大きなチーズの塊やローストチキンなどモチーフもさまざま。







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アスティエ・ド・ヴィラット 東京

東京都渋谷区神宮前5-2-11

. Yuji Ono

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