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「高卒は本社に不適格」と言い切った同級生が、社長のひと言で凍りついたワケ

  • 2026.3.4

私は29歳の会社員。日本を代表するPCメーカーでエンジニアとして働いています。昔からコンピュータが好きで、任される仕事にもやりがいを感じ、毎日充実した日々を送っていました。しかし、その環境が一変する出来事が起きたのです。

本社異動で待っていた、最悪の再会

地方支店から東京本社への異動が決まり、着任初日、私は社長室へあいさつに向かいました。

「今後ともよろしくお願いいたします」

そう伝えると、社長は「何でも相談してほしい」と穏やかに迎えてくれました。安心して社長室を出た、その直後のことです。廊下で声をかけてきたのは、中学時代の同級生・A山でした。官僚の父を持つ彼は、当時から家柄や学歴を誇示するタイプで、正直あまり良い印象はありません。

私の顔を見るなり、A山は信じられない言葉を投げつけてきました。

「お前、中学の同級生だよな? たしか高卒だったはず。なんでここにいるんだ? ここはエリートの会社だぞ」

10年以上たっても変わらない態度に、私は内心あきれつつも、その場では言い返さず受け流すことにしました。するとちょうどそのタイミングで、社長が廊下に姿を見せ、周囲には数人の社員も集まってきました。その瞬間、A山の態度は一変。

「社長! この人は高卒なので、学歴的に本社の人材要件には不適格です。確認したほうがよろしいかと。念のため私が対応しますので」

まるで私を排除するのが当然だと言わんばかりの口ぶりでした。

あえて身を引いた私のひと言

場の空気が凍りつく中、私はあえて笑顔で一歩下がり、「それでは、二度とこちらには伺いません」とだけ伝えました。すると社長は驚いた表情で、すぐにA山の言葉を制止します。

「A山くん、何を言っているんだ。彼女は、私が直接お願いして本社に来てもらったエンジニアだよ」

社長はそう言うと、私のこれまでの経歴を説明し始めました。高校卒業後、私は海外のスタートアップ企業でAI関連の研究・開発に携わり、休日には国際的な技術コンペにも参加してきました。オープンソースの技術公開や共同研究の成果が評価され、現地企業からスカウトを受け、最年少クラスのエンジニアとして実績を積んできたのです。

最終学歴は高卒ですが、その後帰国し、地元支店での勤務を経て、今回の本社異動につながりました。

「社内報でも紹介されていたし、朝礼でも触れた内容だ。人の話を聞かないのも問題だが、学歴だけで人を判断し、勝手に排除しようとするのは論外だ」

A山は、完全に言葉を失っていました。

思わぬ人物の登場で、空気が一変

さらにその場に、ひとりの男性が現れました。

「お疲れさまです」

そう言って社長にあいさつしたのは、私の弟です。実は彼は、これから当社と取引を始める予定のエコロジー関連企業の社員でした。

「え……? 高卒女の弟があの会社の社員?」

A山は動揺を隠せず、支離滅裂な言葉を口にします。弟は、環境技術分野での実績と誠実な姿勢を評価され、社長との取引が正式に決まったばかりでした。

学歴でも貧困でもなかった、ただの思い込み

A山が決めつけていた「貧困」というレッテルも、完全な思い込みに過ぎません。私も弟も、高校卒業後に自分の意思で社会に出る道を選び、それぞれの分野で努力を重ねてきただけなのです。

後日、社長はA山が派遣社員や部下、アルバイトに対しても見下した発言を繰り返していた事実を把握し、厳重注意をおこないました。

しかしA山は反省するどころか、「俺の父親は官僚だ」と言い残し、会社を去っていきました。その後についてのウワサを耳にすることもありましたが、私には関係のないことです。

一方、私は本社での業務に集中し、昇進と昇給を果たしました。学歴や根拠のないウワサではなく、積み重ねてきた努力を評価してもらえた結果だと感じています。

これからも私と弟は、おごることなく、卑下することなく、誠実に仕事に向き合っていくつもりです。

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積み重ねてきた努力と実績が正当に評価され、充実したキャリアを築けているようでよかったですね。人をどう扱ってきたかは、巡り巡って必ず自分に返ってくる――そんな教訓を感じさせられるエピソードではないでしょうか。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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