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蒼井優さんがまとう「春のニューエレガンス」新デザイナーの最新ルック7選

  • 2026.3.1
撮影=浅井佳代子

デザイナー交代が相次いだファッションシーン。新しい才能のデビューと同時に、私たちがこれから装うべき方向も見えてきました。この春、大きく動いたムードを追いかけながら、おしゃれの新たな扉を開きましょう。

蒼井 優がまとう最新コレクション

新デザイナーたちが描く、ファッションの現在

多くのブランドが新たなクリエイティブを提示した今季。それぞれが培ってきた歴史と膨大なアーカイブの上に、デザイナーたちの個性と、モードを捉える視点が光ります。時代の潮流を表現する7つのルックをご覧ください。

[DIOR|ディオール]by Jonathan Anderson

メゾンのアイコンに吹き込まれた、軽やかな新時代の風
ジャケット/1,050,000円 スカート/1,300,000円[ともに参考価格](ともにディオール) イヤカフ〈上〉[PG]310,000円 〈下〉770,000円 リング/5,400,000円 ネックレス/6,100,000円[すべてダイヤモンド×PG](すべてディオール ファイン ジュエリー)[ともにクリスチャン ディオール tel.0120-02-1947] 撮影=浅井佳代子

“バー”ジャケットは、クリスチャン・ディオールによる初のオートクチュール コレクションに登場して以来、エレガンスの象徴であり続けてきました。時代とともに進化を遂げてきましたが、ジョナサン・アンダーソンは大胆に短くデザイン。緩やかに絞られたウエストから構築的に膨らみ、より軽やかになった、新時代のエレガンスを体現しています。

Designer’s Profile

2008年、自身の名を冠した「JW アンダーソン」でデビュー。「ロエベ」のクリエイティブ ディレクターを経て、2025年に「ディオール」のウィメンズ、メンズ、オートクチュールすべてのクリエイティブ ディレクターに就任。

[GUCCI|グッチ]by Demna

いまこそ取り入れたい、60年代の活気に満ちたムード
コート/566,500円 トップス/187,000円(ともにグッチ tel.0120-99-2177) 撮影=浅井佳代子

アーティスティック・ディレクターにデムナを迎えた初のコレクション。掲げられたテーマは「ラ ファミリア(家族)」。“GGパターン”をはじめ、「グッチ」の伝統的なコードが個性豊かな人物像を描きます。1960年代風のドレッシーなコートは華やかな赤が目を引き、活気溢れる時代の空気を表現。“装う喜び”を再認識させる、パワフルな一着です。

Designer’s Profile

「メゾン マルジェラ」や「ルイ・ヴィトン」でデザイナーを経験した後、自身のブランド「ヴェトモン」を設立。その後「バレンシアガ」ではオートクチュールを復活させるなどの功績を残す。2025年7月から現職。

[BALENCIAGA|バレンシアガ]by Pierpaolo Piccioli

「再定義」によって際立つ、現代のバルーンシルエット
シャツ/217,800円 パンツ/632,500円 靴/159,500円 ベルト/62,700円[参考色] イヤリング/88,000円[3個セット][すべて予定価格](すべて<a href="https://www.balenciaga.com/ja-jp" target="_blank">バレンシアガ</a> tel.0120-992-136) 撮影=浅井佳代子

クリストバル・バレンシアガが発表した、バルーンシルエット。いまでは広く認知されるその偉業が、ピエールパオロ・ピッチョーリの「リキャブレーション(再定義)」で新鮮に形作られています。一見スカートと思えるボリュームですが、じつはパンツ。日常着としての装いが意識された、今季らしいボトムです。オーバーシャツとともに、アーカイブを彷彿させるふわりとしたシルエットを描きます。

Designer’s Profile

1990年「フェンディ」のアクセサリー部門でキャリアをスタート。「ヴァレンティノ」には約25年在籍し、16年間クリエイティブ・ディレクターを務める。2025年「バレンシアガ」のクリエイティブ・ディレクターに就任。

[GIVENCHY|ジバンシィ]by Sarah Burton

「ジバンシィ」創始者の構築美学を、女性の視点を通して再解釈
シャツ/225,500円 スカート/545,600円 靴/168,300円(すべて<a href="https://www.givenchy.com/jp/ja/homepage" target="_blank">ジバンシィ</a> by サラ・バートン/ジバンシィ ジャパン tel.0120-218-025) 撮影=浅井佳代子

サラ・バートンが掲げたテーマは「パワフルなフェミニニティ」。テーラリングの構造を繙き、素肌の露出を通して生まれる軽やかさや女性らしさを表現しました。シャツの襟部分を抜くことでデコルテを優雅に演出。シルエットの美しさを強調するラップスカートは、コートを腰に巻きつけたときのシェイプから着想。折り重なるドレープからのぞく素肌がエレガントな装いを引き立てる計算されたデザインです。

Designer’s Profile

「アレキサンダー・マックイーン」で長年クリエイティブ・ディレクターを務め、創業者の右腕として活躍。メゾンの本質を守りつつ独自の美学を築き上げる。2024年「ジバンシィ」クリエイティブ・ディレクターに就任。

[LOEWE|ロエベ]by Jack McCollough & Lazaro Hernandez

メゾンのルーツを根源に、色彩豊かな創造性が花開く
ジャケット/393,800円 スカート/214,500円[ともに予定価格] トップス/165,000円 シャツ/214,500円[ともに参考価格](すべて<a href="https://www.loewe.com/jpn/ja/home" target="_blank">ロエベ</a>/ロエベ ジャパン tel.03-6215-6116) 撮影=浅井佳代子

ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスが意識したのは、ブランドが誇るレザーの技術やアイコンに加え、メゾン発祥の地であるスペインの気質。プレイフルで鮮烈な色彩はその由縁であり、ウェットスーツを着想源としたジャケットは、スポーティな要素をバランスよくモダンに落とし込んでいます。いままでにない色使いは、新生「ロエベ」の自由で冒険的な遊び心に溢れたスタイルを映し出しています。

Designer’s Profile

パーソンズ スクール オブ デザインで出会い、ふたりでブランド「プロエンザ スクーラー」を設立。瞬く間に注目を集め、数々の賞を受賞。2025年「ロエベ」のクリエイティブ ディレクターに就任。

[BOTTEGA VENETA|ボッテガ・ヴェネタ]by Louise Trotter

クラフトへのオマージュを捧げ、日常に根差したラグジュアリーを追求
肩に掛けたセーター/359,700円 ジャケット/579,700円 トップス/220,000円 パンツ/260,700円[参考色](すべて<a href="https://www.bottegaveneta.com/ja-jp" target="_blank">ボッテガ・ヴェネタ</a>/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン tel.0120-60-1966) 撮影=浅井佳代子

ビッグシルエットのジャケットは、力強さを演出する一方、絞られたウエストに女性らしさが宿ります。セーターとブラウスが加わることで異素材ミックスの妙を表現。レザーのロープを結んだトグルには、メゾンの真髄であるクラフトマンシップが宿ります。ルイーズ・トロッターによる歴代デザイナーや職人たちへの敬意と、伝統を受け継ぎ、進化させていく意志がうかがえるルックです。

Designer’s Profile

「カルバン・クライン」などでキャリアを積み、「ジョセフ」ではブランドの国際的な成長と認知向上に貢献。「ラコステ」、「カルヴェン」を経て、2025年「ボッテガ・ヴェネタ」のクリエイティブ・ディレクターに就任。

[CELINE|セリーヌ]by Michael Rider

メゾンの本質を継承しつつ、フレンチトラッドをモダンにアレンジ
コート/649,000円 トップス/143,000円 パンツ/159,500円 靴/209,000円 スカーフ/86,900円[すべて予定価格](すべて<a href="https://www.celine.com/ja-jp/home" target="_blank">セリーヌ</a>/セリーヌ ジャパン tel.03-5414-1401) 撮影=浅井佳代子

コレクションのキーアイテムであるシルクスカーフ。それとリンクするスカーフプリントのライニングが特徴のトレンチコートは、ビッグショルダーや深いスリットなど、歴代デザイナーたちの息吹を感じさせます。そして軽やかに進化したデイリーウェアとして新解釈。“着る人の人生とともに生きる服”というマイケル・ライダーの哲学のもと、自由な感性で自分らしいスタイリングが楽しめます。

Designer’s Profile

「バレンシアガ」にてキャリアをスタート。「セリーヌ」ではフィービー・ファイロとともに、デザイン・ディレクターとして活躍。「ラルフ ローレン」を経て、2025年に「セリーヌ」のアーティステック・ディレクターに就任。

あおいゆう●1999年ミュージカル『アニー』で舞台デビュー。第41回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞、第26回読売演劇大賞 最優秀女優賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞 演劇部門、第15回アジア・フィルム・アワード 最優秀主演女優賞をはじめ、多くの賞を受賞。

撮影=浅井佳代子 ヘア=ASASHI (ota office) メイク=村松朋広 スタイリング=原 由美子 編集・文=須藤幸恵 芦川明代 井田青夏(婦人画報編集部)

『婦人画報』2026年4月号より

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