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究極の整理整頓術!? 話題の「うんちルール」を片付けのプロが解説

  • 2025.12.12
TFILM / Getty Images

プロによる片付けサービス「Horderly Professional Organizing」の共同創設者であるジェイミー・ホードは、散らかった空間と向き合うことがいかに大変かを知り尽くしている。だからこそ彼女は、私たちが重い腰を上げて効果的に片付けに取り組める方法を、常に模索しているのだ(もちろん、彼女を雇うのが一番の近道ではあるが)。

彼女のインスタグラムアカウントは、クローゼットやキャビネットの中をすっきりと見せるためのヒントや裏技であふれているが、先ごろ投稿したあるポストでは、フォロワーにあるユニークな問いかけがなされた――それは、散らかった物を“嗅ぎ分け”られるかというもの。

整理整頓の新メソッド、「うんちルール」とは

その投稿で彼女は、こう問いかけている。「もし物に“うんち”が付いていたら、取っておきますか? それとも捨てますか?」「これは、物を手放すときに使える、面白くて、しかし驚くほど役立つ考え方なのです」

ホードいわく、これは「物を整理して減らす」という作業をもっと楽しむためのユニークなジョーク。しかし同時に、誰かにとっては、不要な物が詰まった箱を家から(ついに)手放すためのブレイクスルーとなるかもしれない。

「考えてみれば、その通りだと思いませんか? 手間をかけてまでキープし続ける価値が、そのアイテムに本当にあるのでしょうか?」とホードは言う。「もしそう思えないなら、それはあなたが思っているほど大切なものではないのかもしれません」

ホードが提唱する、いわゆるこの「うんちルール」は、いつかあなたが自宅のビフォー&アフター写真をSNSに投稿してみたいと夢見ているなら、試してみる価値のあるメソッドのひとつと言えるだろう。

ここからは、このルールほど想像力を刺激するものではないかもしれないけれど、役立つアドバイスをさらにご紹介。

感情はいったん脇に置こう

ホードがあえて彼女のようなプロフェッショナルを雇い、持ち物を「保管」「廃棄」「寄付」の山に仕分ける作業を依頼するのには、大きな理由がひとつある。「プロの助けを借りれば、感情を挟まずに物と向き合うことができます」と彼女は語る。

「あのお皿は“大切な家宝”だから」「このジャケットは“いつか着るかもしれない”から」……そんな感傷的な気持ちを手放せば、整理整頓のプロセスはぐっと楽になる。持ち物に対して現実的になることで、ノスタルジーや罪悪感を抱きにくくなるのだとホードは語る。

Eleganza / Getty Images

プロの力を借りるかどうかにかかわらず、以下の質問には明確な答えを持っておくことが大切だ。

「例えば、『もし今日それを見つけたら、買いますか?』『最後にそれを着たのはいつですか?』『もう一度着たいと思いますか?』といった質問です」とホード。「他にも、『こんなにたくさん必要ですか?』『洗濯はどのくらいの頻度でしますか?』といった問いかけも有効です」

整理整頓された家とは、物がほとんどない空っぽの家を意味するわけではない。片付けのゴールとは、あなたの人生をより豊かにしてくれる、本当に大切なものだけに囲まれて暮らすことなのだ。

買い物のしかたにもっと意識を向けて

自分の持ち物に“うんち”が付着しているのを想像するのは、決して心地いいものではない。またそれと同じく、定期的な片付けを心から楽しんでいる人は、そう多くないかもしれない。

物の整理整頓システムが一度整ったら、次にあなたのコレクションに加わる新しいアイテムにもっと注意を払うべきだとホードはアドバイスする。

「もったいないから、という気持ちで何でも取っておこうとするとき、問題はそこではないことを思い出してください。本当の問題は、そもそもそれを家の中に持ち込んでしまったことなのです」と彼女は指摘する。

「ですから、ときには思い切って手放すことも大切ですが、同時に、必要のない物を買わないことも心がけてください」

d3sign / Getty Images

本当に必要なものだけを購入するようになれば、すっきりと整頓された家を維持するのはそれほど難しいことではなくなるだろう。

「すべての物に“定位置”があれば、どこに何があるかを常に把握できます」と彼女は続ける。「同じものを二度買いすることもなくなります」

そうなれば、このユニークな「うんちルール」に頼る必要も、もうないはず……。

From House Beautiful US

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