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“第1話前半”で虜になる視聴者続出「一瞬も目が離せない」「演技力がえぐい」“背徳感漂う”関係に注目集まる【新・水曜ドラマ】

  • 2026.1.21
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『冬のなんかさ、春のなんかね』第1話(C)日本テレビ

杉咲花が主演を務めるドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』(日本テレビ系・毎週夜10時~)の第1話が1月14日に放送された。

本作は今泉力哉が監督・脚本を務めるオリジナルラブストーリーだ。

主人公は小説家の土田文菜(杉咲花)。これまでの経験から、どこか人を好きになることに身構えてしまっているように見える文菜の恋の物語を描く。

第1話では今の恋人である美容師・佐伯ゆきお(成田凌)との出会い、先輩の小説家・山田線(内堀太郎)との関係性が描かれた。

※以下本文には放送内容が含まれます。

意外な出会い方と始まり方

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『冬のなんかさ、春のなんかね』第1話(C)日本テレビ

文菜とゆきおの始まりは夜のコインランドリー。文菜はコインランドリーでミッシェル・ガン・エレファントを聞きながら、ノートに言葉を書き留めていた。そこにやってきたのがゆきおだ。

文菜のイヤフォンから音楽が音漏れしていたのをきっかけに、ふたりの会話が始まる。音漏れしていた音楽が自分の好きな音楽だったなら親近感が湧くのは自然な流れだ。会って数分ながらも、ふたりの距離がグッと縮まったのが分かる。しかし、そこから意外な展開を見せる。ゆきおに興味を持った文菜は、ゆきおの美容室、さらにはゆきおの自宅にまでついていく。行きたいという文菜も珍しいが、受け入れてしまうゆきおも変わっているだろう。文菜の行動に違和感を持ちつつも、同時に惹かれてもいく。素直にゆきおは文菜への好意を伝え、ふたりは付き合うことに。驚いてしまうような馴れ初めだが、杉咲演じる文菜がとにかく愛らしい。彼女の所作、言葉、表情、それぞれから「これは好きになってしまう」と思わせるような底知れない魅力があふれ出しているのだ。ふたりの出会いに「価値観が分からない」という声もある一方で、「杉咲花ちゃんから一瞬も目が離せない」「演技力がえぐい」とドラマ前半で杉咲の魅力にハマる視聴者も多く見受けられた。

文菜はどんな女性なのか

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『冬のなんかさ、春のなんかね』第1話(C)日本テレビ

ゆきおとの出会いから約1年後。文菜は居酒屋で先輩の山田と会っていた。他愛もない話をし、笑い合うふたり。仲睦まじい友人かと思いきや、互いに好意を持っており、たまに一緒にホテルに行ったり、キスをしたりする仲だということが明らかになる。

居酒屋を出たあと、ふたりはホテルに行き、文菜は山田が書いた小説を読む。それは文菜と山田の関係を描いたものだった。そこからふたりのこれまでが描かれるわけだが、互いに恋人がいるとわかっている状態での関係であり、文菜にはほかにも会っている男性がいることが会話のやりとりから分かる。浮気関係をしている、ゆきおがいるにも関わらず、文菜にとってはそういう相手がひとりではない、ということだけでもはや別の主題の作品が出来上がりそうだが、問題はそこではない。時折挟まれる文菜のモノローグで、彼女が恋だとか人を好きになるだとかと言ったことに恐れを抱いているのがより強く感じられるからこそ、この行動にも意味があるように感じられる。ゆきおと山田、ふたりの男性との出会いと逢瀬を描きながら、文菜が何を求めているのかを垣間見せてくれているのではないだろうか。

会話をのぞき見しているような背徳感

第1話ではゆきおと山田のほか、文菜に想いを寄せている早瀬小太郎(岡山天音)が登場。それぞれとの会話劇で物語は進んでいき、何かショッキングなことが起こるわけではない。

ただ、少し非日常的な会話が繰り広げられているので、つい耳をそばだててしまいたくなる。例えば、隣の席で文菜と山田が互いへの好意を確認し合う会話をしていたのだとしたら、絶対に盗み聞きしたくなってしまう。そんなちょっとした背徳感を覚えながら、見ている時点でこの作品に惹きつけられている証拠なのかもしれない。

また、SNSでは「映画みたい」「映画のような質感がよかった」「映画館で観たくなる作品」といった作品の質感に関する声が多く見受けられた。週の真ん中、水曜日の夜に自宅でゆったりと観るのに最適なドラマが生まれたのかもしれない。


日本テレビ系 新水曜ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』毎週水曜よる10時~

ライター:ふくだりょうこ(Fukuda Ryoko)
うさぎと暮らすライター。シナリオやインタビュー、コラム、エッセイなどを中心に執筆。小説とお酒と音楽とドラマがあればだいたいご機嫌。