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なぜ私のためにそこまでしてくれるの? 婚約者が語る理由とは【やさしさに焦がれる Vol.68】

  • 2026.2.20

■これまでのあらすじ

母に結婚を反対され、心を揺らす凜。その裏で、弟はFXの失敗から実家の金品を持ち出す。母に頼まれ弟を訪ねた凜の前に現れた婚約者は、「100万円を渡す代わりに二度と家族に迷惑をかけない」という合意書を差し出す。彼の言葉に救われながらも、情けない家族を許せず、凜は「あなたの人生に迷惑をかけたくない」と別れを告げた。そんな凜に、彼は静かに凛の優しすぎるところが好きだけど不安でもあったと語る。実は彼もまた、凜を守るために「遠距離になるくらいなら別れる」と嘘をついていたのだった。

■彼が凜のためにここまでした理由は…

■優しい凛と一緒にいると自分も変われる気がした

彼が、あの時なぜ弟に合意書を差し出したのか――それは凜が自分にとって、本当に必要な存在だから。

自分は人を思いやれるような優しい人間ではない、と苦笑する彼に、凜はそんなことないと否定します。

けれど彼は、本当に大切にしたい人しか、大切にしてこなかった。他の人のことなんて、正直どうでもよかったと笑顔で語ります。

だからこそ、どんな人にも優しく、誰かのために迷わず動ける凜の姿が、彼にはまぶしく見えたのです。そんな凜の隣にいると、自分まで“良い人間になれる気がしていた”のです。

それほどまでに、彼にとって凜はかけがえのない存在だった。だからこそ――。

(福々ちえ)

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