名建築の意匠を再現したレトロビルで中欧の食文化を体感！中之島にある「Cafe AMADEUS STORY」

かつてネオ・ロマネスク様式の名建築と言われたダイビル本館1階に店を構える「Cafe AMADEUS STORY（カフェ アマデウス ストーリー）」。300年以上の歴史を持ち、バイエルン王室およびドイツ皇帝御用達の老舗デリカテッセン「ダルマイヤー」の日本総代理店である株式会社AMADEUSの直営店です。上品な設えのカフェでは「ダルマイヤー」のコーヒー・紅茶、中欧の伝統料理、そして大阪・関西万博のドイツやチェコのパビリオンで話題になったメニューやワインにも出会えます。

近代建築の中にあるヨーロピアンなカフェ

京阪中之島線渡辺橋駅と地下で直結しているダイビル本館1階にある「Cafe AMADEUS STORY」。JR大阪駅からは徒歩17分の場所にあります。

旧ダイビルは約100年前に竣工された、ネオ・ロマネスク様式の名建築。2013年に建て替えられた際、耐震構造を強化しつつ、旧館の意匠やレンガ、装飾を忠実に再現し、その歴史を継承しています。

「Cafe AMADEUS STORY」の内装はヨーロッパのコーヒーハウスをイメージ。赤いソファや曲げ木の椅子、チェコ製のガラスを使ったシャンデリアで彩られた空間は、気品がありつつ、くつろげる雰囲気も漂わせています。

テラス席なら石柱のレリーフが間近に。オフィス街とは思えない非日常感が味わえそうです。

中欧の伝統料理と国内の厳選素材が調和

以前の店名は「ダルマイヤーカフェアンドショップ」。ドイツの老舗デリカテッセン「ダルマイヤー」の日本総代理店として営業していましたが、2021年6月より現在の店名に。日本国内の生産者からも食材を取り寄せるようになり、ドイツやオーストリア、チェコの伝統料理やスイーツと、国産の厳選素材が調和したメニューラインナップになりました。。

「ザ・ミュンヘンプレート」は、フライッシュケーゼ（ドイツの伝統的な型焼きソーセージ）、2種のハム、プレッツェルなど、ドイツの伝統の味を詰め込んだ盛り合わせ。ハムとソーセージは、和歌山に拠点を構えるドイツ出身のシンドラー・ヴェルナー氏が手作りしたもの。素材から製造方法まで一貫してドイツの製法を守っているといいます。

ドイツ菓子の定番のバウムクーヘンは、本場ドイツで国家認定マイスターの資格を取得した谷脇正史氏が手がける一品です。小麦本来の風味が生きた、素朴でやさしい味わいが特徴。輪切りではなくそぎ切りにしているため、生地の薄い部分と分厚い部分がうまれ、食感の違いも楽しめます。

「ダルマイヤー」の紅茶は約20種

店内でいただける「ダルマイヤー」の紅茶・ハーブティーはホット、アイス、期間限定品を含め約20種。冬期限定の「クラックリングファイヤー」は、アーモンドとシナモンが香る真っ赤なノンカフェインティー。新鮮な組み合わせですが、ヨーロッパでは冬にアーモンドとシナモンを合わせて取りいれる習慣があるそう。砂糖をたっぷり加えていただくのがおすすめです。

レジの近くにある物販コーナーも充実。気に入った味をおみやげにできるのはうれしいですね。

大阪・関西万博の関連メニューも登場

大阪・関西万博のチェコパビリオンを運営した株式会社AMADEUSが手がける同店では、万博会場でも好評を博したダルマイヤーのコーヒー・紅茶、チェコの伝統料理、カクテルを提供しています。チェコパビリオンで提供していた公式メニューも2025年11月18日から登場します。

またオーストリア菓子「アップルトゥルーデル」が「Cafe AMADEUS STORY」のオリジナルレシピで提供されています。数量限定なので、早めの来店がおすすめです。

ヨーロッパ屈指のデリカテッセン「ダルマイヤー」のコーヒーや紅茶、日本国内の生産者から直接届く食材やお菓子を、格調高い空間で楽しめる「Cafe AMADEUS STORY」。さらに大阪・関西万博のレガシーメニューが味わえる今、ますます注目度が高まっています。