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空き巣は『お金持ちの家が狙われる』は勘違い 元警官が語る、犯人が“本当に狙う”家の特徴とは?

  • 2025.11.8
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出典:photoAC(写真はイメージです)

「空き巣被害に遭うのは派手で豪華なお金持ちの家だけ」だと思っていませんか?

実は、犯人が注目しているのは「お金」よりも「捕まらないかどうか」というリスクの方なのだそう。

今回は、元警察官で防犯アドバイザーを務めるりょうせいさん(@ryosei_bouhan)から、空き巣が本当に狙う家の特徴と、その対策について分かりやすく教えてもらいました。

空き巣が狙うのは「リスクの低い家」

空き巣はお金持ちの豪華な家を狙うと思いがちですが、りょうせいさんによると、実際は違うようです。犯人が最も気にしているのは、「入れるかどうか」と「バレずに逃げられるか」というリスクなのだそう

高級住宅には防犯カメラやセンサーライト、警備会社との契約など、しっかりとしたセキュリティが備わっていることが多いため、犯人はそれを避ける傾向があるようです。

一方で、庭が荒れていたり、カーテンがいつも閉まっていたり、郵便受けにチラシが溜まっていたりする家は「誰も見ていない」「侵入しても気づかれにくい」と判断され、空き巣のターゲットになりやすいのだとか。

実際に被害に遭った家の多くは派手さや豪華さはなかったのだそう。ちょっとした油断が犯罪者に「入りやすさ」として映ってしまうのです。

空き巣は事前に「入りやすい家」を下見している

また、りょうせいさんによると、空き巣は突然侵入することはほとんどなく、事前に近所を歩いて「入りやすい家」をじっくり見ていいるのだそう。特に犯人が注目するのは「人の出入りがあるか」と「家がきちんと管理されているか」です。

例えば、郵便物やチラシがたまっていたり、植木が伸び放題だったり、夜になっても玄関や窓周りが暗い家は「人がいないことが多い」「警戒がゆるい」と判断されやすくなるそうです。また、昼夜問わずカーテンが閉まっていると、中の様子が見えず「留守が多い」と誤解されやすいとのこと。

さらに、古い鍵のままだったり、窓に補助錠がなかったり、庭に脚立や工具が置きっぱなしという「侵入の手がかり」になるような生活の隙も狙われるようです。実際に、こうした生活の油断を見逃さず、犯人が何度も下見をしていたケースが多くあるのだとか。

つまり、豪華さではなく「日頃から気を配っている家」と外からわかることが、防犯の第一歩なのです。

気軽にできる「見せる防犯」対策

家をきれいに保つ以外にも、外から「管理されている」と伝える低コストな対策はたくさんあるようです。

まず、外灯や人が近づくと点くセンサーライトを1つ設置するだけで、夜の見通しが良くなり、空き巣が敬遠しやすくなるといいます。

郵便受けをこまめに空にし、チラシを回収する習慣も効果的だそう。また、植木や雑草は短く刈り、庭に工具や脚立を置きっぱなしにしないだけでも、「人が気を配っている」と印象づけられます。留守にする時は照明をタイマーで点ける、玄関マットや表札を明るく整えるなど、ちょっとした見た目の手入れも大切です。

さらに、防犯ステッカーを目につく場所に貼れば、「監視されているかもしれない」という心理的な抑止力になるようです。監視カメラのダミーを置くのも一定の効果があるようですが、りょうせいさんによるとできれば実際の人感カメラを設置するのが望ましいとのこと。

これらの対策は大きな費用がかからず、日常の習慣を少し変えるだけで始められます。まずは「見せる防犯」を意識して、できることから取り入れてみましょう。

すぐにできる!「見せる防犯」の実践を

空き巣が狙うのは、豪華な家ではなく「捕まらないリスクが低い家」です。

だからこそ、日常的に気を配り、外から「管理されている」とわかる家づくりが防犯には不可欠です。郵便物の整理や植木の手入れ、外灯の設置など、低コストでできる「見せる防犯」を実践することで、空き巣の目をそらすことができます。

今日からできる小さな工夫で、少しでも安心安全に過ごせる環境を作りましょう。


監修者:りょうせい(りょうせい 元生活安全課

元警察官(警察歴10年)。生活安全課で行方不明やDVなどの人身事案を担当し、防犯の広報や啓発活動にも携わる。
現在は防犯アドバイザーとして活動し、Xや音声配信(StandFM)を通じて、日常生活に取り入れやすい防犯の工夫を発信している。


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