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「何千万も払ったのに…」新築マンションのドアを開けた瞬間、妻が泣き崩れた。内覧会で目にした“信じられない光景”

  • 2026.3.6
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産業界に10年以上携わってきた、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。新築マンションを購入し、完成した部屋を初めて見学する「内覧会」は、多くの方にとって心躍る瞬間ではないでしょうか。

しかし誰も住んでいない真新しい部屋だからといって、必ずしも完璧な状態であるとは限りません。今回は私が新卒の営業マンだった十数年前、新築の幻想を打ち砕く笑えないトラブルを紹介します。

突然の緊急招集!「内覧会」の惨状

ある夏の土曜日の夕方、別の現場で仕事をしていた私に、会社の先輩から緊急の呼び出しがかかりました。新築マンションの内覧会で、とんでもないクレームが発生したというのです。

急いで事情を聞くと、引き渡し前の部屋がカビだらけになっていたとのことでした。

購入者である30代のファミリー客をご案内して玄関のドアを開けた瞬間、ツンとした強烈な異臭が鼻を突いたといいます。慌ててリビングに向かうと、真新しい壁紙や畳に青カビがびっしりと発生していたそうです。原因は、新築特有の気密性が高いコンクリート空間の中で、換気が十分にされず夏の湿気が充満したことにありました。

花火大会の群衆に逆行し、深夜まで続いた拭き取り作業

「何千万も払って買ったマンションがこの状態?」「ふざけるな!」と凄まじい剣幕で詰め寄るご主人に対し、先輩である担当社員はひたすら謝罪を繰り返すしかありませんでした。傍らではショックのあまり奥様が泣き崩れるという、まさに地獄のような光景だったといいます。

事態を収拾するため、私を含む若手社員が清掃部隊として現地へ向かうことになりました。奇しくもその日は、近くで大規模な花火大会が開催されていたのです。楽しそうに会場へ向かう浴衣姿の群衆に逆行しながらマンションへ急ぎ、私たちは呆然とした虚無感の中で、深夜までひたすらカビの拭き取りと消毒作業に追われました。

新築特有の湿気リスクへの備え。内覧会の確認と常時換気を

この事件以降、私の所属していた会社では、引き渡し前の物件は畳を外して除湿機をフル稼働させるという運用が徹底されるようになりました。

読者の皆さんも新築だからと安心せず、内覧会では傷や汚れだけでなく、カビの臭いや湿気がないかを必ず確認してください。もし問題があれば、残代金の決済や引き渡しを受ける前に、クロスや畳の張り替えを強く要求すべきです。

そもそも24時間換気システムは、法律で設置が義務付けられており、常時稼働させることが前提の設備といえます。特に新築のコンクリートは完全に水分が抜けるまで数年かかるため、入居後も電気代節約などの理由で、換気を止めることは絶対にしないようご注意ください。


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