【ヒルトン福岡シーホーク】養生ランチ『初花（ういか）』でほっと一息！

皆さん、こんにちは。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のkurinaです。

気温がぐっと下がり、秋の香りが深まる今日この頃。皆さんは、季節の変わり目をどのように過ごされていますか？ 暑かった夏の疲れがじんわりと出てきて、体調を崩しがちな方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな時に、私がご紹介するのは、10月22日（水）よりヒルトン福岡シーホーク 『中国料理 望海楼（ぼうかいろう）』で提供が始まった、養生ランチ『初花（ういか）』です。

初花（はつはな）と書いて、「ういか」と読ませるとても素敵な響きのコース名。この名の由来がとても気になりお尋ねしたところ、「その年、その季節に最初に咲いた花という意味の「初花（はつはな）」という言葉から着想を得ました。養生食には旬のものを食べるという大切なポイントが含まれること、また、もう一つのランチコース薔薇～ローズ～にちなんでお花に関する名前にしたく初花（ういか）と名付けました。」と、教えていただきました。

『初花（ういか）』というコース名に、料理に込められた優しい思いがそっと宿っているようです。今回は、先輩特派員のゆーれんママさんと一緒にヒルトン福岡シーホークに行ってきました。養生ランチ『初花』の魅力を、しっかりとレポートさせて頂きます。

秋の養生♪♪

ランチコース『初花』は、「心と身体に優しい贅沢、豆腐で華やぐ養生ランチ」をコンセプトに提供されています。『中国料理 望海楼』料理長である梶原陽二氏が、健康を維持する生活習慣や考え方を指す中国養生に着想を得て、「健康的で栄養バランスの取れた華やかな中華ランチを日々の生活に取り入れて欲しい。」という想いから生まれたそうです。

海老ボイル、温菜6種、豆腐、中華粥、本日のスープ、デザート２種がセットになった平日限定コースの『初花』は、お一人様4,400円。

彩り豊かな美しい料理の数々は、目にも身体にも優しくて、本当に癒されました！

【前菜】「天使の海老ボイル 香港スタイル」。ニューカレドニアのマングローブ林に囲まれた環境下で、100％自然由来の餌を使用し養殖されている「天使の海老」を紹興酒で蒸したこの一品。せいろの蓋を開けた瞬間、ふわぁ～っと広がる紹興酒の香り。身が締まった「天使の海老」の食感はプリッとしていて柔らかく、ねぎ油の風味際立つ特製ダレとの相性も抜群。最後にねぎの風味が鼻の奥を抜けていき、本当に美味しかったです。

添えられていたパクチーと一緒に食べると、更に海老本来の甘みを感じることができました。パクチーはあまり得意な方ではないのですが、ほんのりと香る程度で美味しく頂けました(^^♪

【スープ】「干し貝柱と白菜のスープ」。黄金色に輝くこちらのスープは、貝柱の歯応えと白菜の甘さをじっくりと堪能できる、心も身体も温まる優しいお味のスープ。 ※スープの内容は、月毎に変更になる可能性がございます。

季節毎にメニューが変わる【温菜6種お楽しみプレート】。その名の通り、ほんとうにお楽しみが詰まった一皿でした。まず盛り付けが色鮮やかで美しい。こちらのプレートを目にした瞬間、それぞれどんな味なのかしら？と、思わずわくわくしてしまいました(^^♪ ※こちらは、10月～12月の温菜6種のメニューになります。

「蒸し鶏葱ソース」は、蒸し鶏のしっとりした食感とジューシーな旨味を楽しめる一品。さっぱりとした特製葱ソースと合わせることで、蒸し鶏の味わいがより一層引き立ちます。

ホタテ貝殻デザインのお皿に美しく盛りつけられた「ホタテのトウチソース 春雨添え」。「ホタテのトウチソース 春雨添え」は、ほどよい歯応えのホタテに、コク深いトウチソースが絡み、一口ごとに旨味が広がります。気づけばあっという間に食べ終えてしまうほど美味しかったです。

肉汁をたっぷりと堪能できる「焼売2種」は、特にカレー風味の焼売が印象的。まるでカレーそのものを食べているかのような錯覚を覚えるほどで、スパイスの香りが鼻の奥で余韻として残ります。

『中国料理 望海楼』を代表する一品「ブルーベリー酢豚」。整腸作用や抗酸化作用といった栄養素を含むブルーベリーを使用したこちらの一品は、ブルーベリーの程よい甘みと酸味が酢豚に絶妙にマッチしていて、思わず笑みがこぼれる美味しさでした。細かく刻まれた野菜がソースによく絡み、色彩豊かな素晴らしい一品でした。

鮮やかな黄色いソースが印象的な「海老のマヨネーズ炒め」。マンゴーとマヨネーズを和えたフルーティーで濃厚なソースは、フリットされた海老に良く絡み、海老の食感を最後まで楽しめます。ちなみに、マンゴーは葉酸を多く含んでいるそうですよ！

「春巻と大根餅」は、さくさくパリッパリッとした食感がたまらない一品。他の料理が、素材の歯応えや柔らかさを楽しむのに対して、この一品は食感のアクセントが際立っていました！

いよいよ『初花』メインメニュー【豆腐】「望海楼特製豆腐料理（麻婆ソース・キノコソース・XOソース）」です。主に九州産の国産大豆を使用し、とろけるような舌ざわりと濃厚な大豆の旨味が特徴的な福岡市の豆腐店「荒木豆腐店」より豆乳を取り寄せ、店内厨房にて丁寧に仕上げられた出来立ての豆腐を味わうことができます。

写真を通じて豆腐の滑らかさが、お分かりいただけるでしょうか？豆腐は崩れにくい絶妙な硬さでほんのりと温かく、そのまま食べると濃厚な大豆の旨味を堪能できます。

左から「麻婆ソース」「キノコソース」「XOソース」

豆腐本来の美味しさを最大限に活かすことにこだわって作られている３種のソース。

四川山椒がピリッと効いた「麻婆ソース」は、人気メニュー「望海楼シェフ特製 麻婆豆腐」にも使用されている本格派。漢方薬として古くから親しまれている干し貝柱や干し魚、金華ハムを炒めて特製の醤（ジャン）を作り、ピーナッツ油とじっくり炒めたニンニク、エシャロットに合わせたほんのり辛い「XOソース」。たっぷりのしめじ、えのき、舞茸、鶏むね肉のミンチをオイスターソースとともに炒めた「キノコソース」。

どのソースも濃厚な豆腐にぴったりで、個人的には「キノコソース」が一番のお気に入りです(^^♪

【飯】「明太子入りお粥」。中国の伝統的な保健食品であり、身体を温める効果や内臓を養うとされ、養生の役割を果たす重要な料理の一つと伝えられている中華粥。ザーサイ、ピータン、揚げパンが添えられたこの一品は、中華粥と明太子のピリッとした辛さの相性が抜群の一品でした。

ランチコース『初花』は、豆腐を主役に据えた健康的でバランスの取れた内容。老若男女問わず楽しめる構成で、中華粥の時点でお腹は十分に満たされていましたが、やはりデザートは別腹でした！

『初花』コースの締めくくりは、「杏仁豆腐」または「マンゴープリン」から選べる【デザートプレート】。パイナップルクッキーと共に提供されます。私は「マンゴープリン」、ゆーれんママさんは「杏仁豆腐」を選びました。甘酸っぱい酸味の効いた「マンゴープリン」は、後味がスッキリとしていて、美味でした。

工芸茶とともに♪♪

ランチコース『初花』を頂くにあたって、工芸茶も一緒に注文させていただきました。実はこれが、私の人生初の工芸茶体験！とても楽しみです。

「百合花藍（ユリカラン）」1,850円。茶葉がゆっくりと開いていく様は本当に優雅で、料理が運ばれてくるまでの時間を愉しませてくれます。

ジャスミンの香りがふんわりと漂い、鼻腔をやさしく刺激する一杯。スッキリとした飲み口のお茶は、ランチコース『初花』との相性もぴったりでした。

一息空間♪♪

百道浜を一望できる店内には、ゆったりとした時間が流れています。あいにくの曇り空でしたが、時おり雲間から差し込む優しい光が大きな窓を通して広がり、とても癒される空間でした。

隣席との間にはゆとりがあり、周囲を気にせず自分の時間をゆっくりと楽しむことができます。

居心地の良い空間は、食事の満足感をさらに高めてくれる大切な要素。料理をサーブしてくださったスタッフの方々の笑顔がとても印象的で、豊かで優しい時間を過ごすことができました。

皆さん、暑い夏を乗り越えた自分自身にご褒美を。養生ランチ『初花（ういか）』で、そっと一息ついてみませんか？(^^♪

【中国料理 望海楼(ぼうかいろう)】 ■住所：福岡市中央区地行浜2丁目2‐３ ヒルトン福岡シーホーク５階 ■電話番号：092-844-8000 (10:00～18:00) ♢豆腐で華やぐ養生ランチ「初花（ういか）」概要♢ ■水・木・金曜日限定 ※定休日:月・火 ■ランチ営業時間：11:30～14:00（ラストオーダー13:30） ■料金：お一人様4,400円 ■公式HP：https://fukuokaseahawk.hiltonjapan.co.jp/restaurants/lp/boukairou-lunch