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『なぜか好かれる人』は言わない…「でも」「だって」の代わりに使う、“前向きな返し方”とは

  • 2025.11.10
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

「でも」「だって」といった言葉、普段の会話でつい使ってしまうことありませんか?自分の気持ちや考えを伝えるときに、つい自然と出てしまうこのフレーズ。実は、周りに与える印象がマイナスになることもあります。そして気づけば「なんだか話しにくい」と感じさせてしまうかもしれません。

『なぜか好かれる人』はどんな前向きな返し方をしているのか、今回はその秘密に迫ってみましょう。

「でも」「だって」が生み出す壁と、その見えにくい影響

何かを否定したくないけれど、話すときに「でも」「だって」が出てしまうこと、よくありますよね。これらの言葉は一見便利に思えますが、実は相手とのコミュニケーションにおいて微妙な距離を作ってしまうことがあるんです。例えば相手が提案をしてくれたとき、「でも〜」「だって〜」で返してしまうと、どうしても“拒否”や“言い訳”の印象を与えやすく、相手が話を受け止めてもらえないと感じることもあります。

たとえ意見や事情を伝えたい場合でも、その伝え方次第で相手の心に与える印象は大きく変わる可能性があるのです。

簡単な工夫でできる「前向きな返し方」の秘訣

では、「でも」「だって」の代わりにどんな言葉を使えば前向きな印象を与えられるのでしょうか。ポイントは「相手の話を受け止め、さらに自分の考えをプラスする」形の返し方にあります。例えば、相手の提案に対して「そうですね、それも良い考えです。ただ〇〇という視点も気になります」というように、共感+自分の意見をセットで伝える方法が挙げられます。

ほかにも工夫としては、

  • 「~という意見、とても参考になります。そのうえでこんな点も検討できそうです」
  • 「なるほど、そういう見方もありますね。加えて、こちらの考えもあります」
  • 「おっしゃる通りです。そこにこういったポイントを加えると、もっと良くなりそうですね」

こうした応答は、会話を遮るのではなく、意見を受けて拡げる印象を与えるため、相手に『尊重されている』と感じさせやすいです。結果として好印象を与え、会話の流れを途切れさせずに前向きなコミュニケーションができます。

さらに、自分の考えを伝えるときに「~したい」「~するといいな」といった希望や提案形を用いると、柔らかくポジティブな印象に。また、「~が気になる」「~の可能性もある」という表現を足すことで、決めつけの印象が薄まり、多様な意見を受け入れる姿勢が示せます。

未来のあなたを変える、前向きな言葉選びの力

気軽に使っていた「でも」「だって」の代わりに、相手の話を尊重しながら自分の考えを建設的に伝える言葉を選んでみませんか?ちょっとした言葉遣いの工夫が、人間関係を変えるチャンスにつながります。

前向きな返し方を意識することで、周囲の人から「話しやすい」と好かれる存在に近づけるかもしれません。自分と相手、どちらも心地よくいられる会話づくりを、今日から取り入れてみてはいかがでしょう。


監修者:あゆ実社労士事務所

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人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。