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『なぜか初対面で好かれる人』は質問の仕方が違う…“会話が広がる聞き方”とは?

  • 2025.11.9
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

初対面の相手と話しているとき、なぜかすぐに好かれる人っていますよね。その違いは「質問の仕方」にあるかもしれません。ただ単に質問するだけでなく、相手が話しやすく、会話が広がる聞き方をしているのです。

今回は、そんな“会話が広がる聞き方”の秘密に迫ります。初対面の相手ともっとスムーズに仲良くなりたいと感じている方は、ぜひ読み進めてみてください。

「なぜか好かれる人」の質問術とは

初対面で好かれる人は、質問が上手だと言われます。ただ質問するだけなら誰でもできますが、相手の心をグッと掴む質問の仕方にはコツがあります。たとえば、単に「仕事は何をしていますか?」と聞くのではなく、「最近、仕事で面白かったことはありますか?」と聞くと、相手は具体的なエピソードを話しやすくなります。これが会話の広がる質問の大事なポイントです。

また、好かれる人は相手を「理解したい」と素直に示す傾向もあります。相手が話したことについて「それはどういう意味ですか?」「それってどんな感じですか?」と深掘りする質問をすることで、相手は自分に興味を持ってもらえていると感じやすく、親近感が生まれやすいのです。

このような質問は「はい・いいえ」で終わらず、自然と話したくなるよう誘導する効果があり、ビジネスや人間関係の場面で、信頼感や好感度を高めるスキルとして重視されています。

なぜ「オープンクエスチョン」が会話を盛り上げるのか?背景を探る

会話が弾む質問の多くは「オープンクエスチョン」と呼ばれる形式であることが多いです。オープンクエスチョンとは、相手が自由に考えたり、話したりできるように促すものです。例えば、「休日はどんなことをして過ごしていますか?」、「最近ハマっていることってありますか?」などが該当します。

心理学の研究(例:社会的浸透理論)では、オープンクエスチョンが相手の自己表現欲求を満たし、心理的な距離を縮める効果があるとされています。つまり、自然な質問のやりとりが、信頼関係や親しみを育てる土台になるのです。これはコミュニケーションを通じて信頼関係や親しみを形成しやすくするためです。逆に、閉じた質問(はい・いいえで答えられる質問)が続くと、会話が途切れやすく、相手に「話すことがない」と感じさせてしまうこともあります。

初対面の会話では、「質問→相づち→深掘り質問」というリズムを意識すると、相手に安心感と好意を持たれやすくなります。

誰でもできる!初対面で好かれる“会話が広がる聞き方”のコツまとめ

これまで見てきたように、初対面でなぜか好かれる人の会話には共通のヒントがあります。

  • 単純な「はい・いいえ」質問を避ける
  • 相手が話したくなるようなオープンクエスチョンを使う
  • 相手の話に共感や理解を示す相づちを大事にする
  • 深掘りする質問で話題を広げる
  • 無理に質問攻めにせずリズムよく会話を続ける

これらは特別なスキルではなく、意識するだけで誰でも実践しやすいポイントです。初対面で少し緊張してしまう人も、質問の仕方を工夫することで会話がスムーズになり、自然と好印象を与えられる可能性が高まるでしょう。ぜひ一度試してみてはいかがですか?


監修者:あゆ実社労士事務所

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人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。