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『なぜか第一印象がいい人』はやっている…「うんうん」でも「わかる」でもない、“相手の心を開かせる相づち”とは?

  • 2025.11.8

 

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

初めて会った瞬間の印象って、その後の関係性を大きく左右しますよね。なぜか自然と「この人いいな」と思われる人って、実は会話の中での“相づち”の使い方がポイントになることも。この記事では、相手の心をスッと開かせる、魅力的な相づちのやり方についてご紹介します。ちょっとしたコツを知ることで、あなたの第一印象もワンランクアップするかもしれませんよ。

相手の心に響く相づちの正体とは?

会話の相づちと言えば、つい「うんうん」「わかる」といった同意の言葉を使いがちですが、実はこれだけでは相手の心は完全には開かないといわれています。同調そのものは悪くありませんが、ただ意見を繰り返すだけでは、相手に「聞いてもらえている」という実感が薄れ、「流されているだけかも」と感じさせてしまうことがあります。

では、どうすれば相手が心を許して話しやすくなるのでしょうか?それには「相手の話をしっかり聞いている」というサインを言葉だけでなく、態度や相づちの内容で示すことが重要です。たとえば、ただ頷くだけでなく、話の中のキーワードを繰り返したり、相手の感情に寄り添ったリアクションを挟んだりすると、「ちゃんと理解しようとしている」という安心感が伝わります。

社会心理学やカウンセリング理論の研究(例:ロジャーズの“アクティブリスニング”や自己開示理論)では、話し手が『理解されている』と感じることで自尊感情が高まり、信頼関係が深まりやすくなると報告されています。

具体的な“心を開かせる相づち”のコツ

では実践的に、「うんうん」や「わかる」以外の相づちにはどんなものがあるのでしょうか。以下のポイントを押さえてみてください。

  • 相手の言葉を一部繰り返す
    例えば「最近仕事が忙しくて」と言われたら、「仕事が忙しいんですね」とこちらから返す。これだけで耳を傾けていることが伝わりやすいです。

  • 感情に寄り添う表現を入れる
    相手の話に感じる喜怒哀楽を反映させ、「それは大変だったね」「すごく嬉しかったんだね」と声に出すことで共感が深まります。

  • 質問形式で返す
    「それでどうなったの?」など軽く続ける質問を混ぜると、相手の話をもっと聞きたいという姿勢が明確になり、会話が盛り上がりやすいです。

  • 間を怖がらない
    話の途中で沈黙があると気まずく感じる人もいますが、相手が考えている間は焦らず、じっくり待つことで「話したいことを尊重している」と伝わります。

こうした相づちの使い方は、仕事のミーティングや友人との会話、初対面の人とのやり取りなど、さまざまな場面で活用できるものです。例えば職場での上司や同僚とのコミュニケーションが円滑になったり、新しい友人と自然に打ち解けられたりすることにも役立つと考えられています。

心地よい共感で第一印象アップ!

人の心を開かせる相づちは、単に相手の言葉を肯定するだけではなく、その一言一言を丁寧に受け止め、感情や意図に寄り添うことが大切なポイントであることがわかりました。これまで「うんうん」や「わかる」ばかりだった相づちを少し工夫して、相手の話の内容や気持ちを言葉に出すことを意識してみましょう。

少しの変化で、あなたの印象が良くなり、対人関係の幅も広がるかもしれません。ぜひ今日の会話から試してみてくださいね。


監修者:あゆ実社労士事務所

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人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。