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何が違うの?「風邪と感染症」の適切な対処法を医師が解説

  • 2025.10.24

風邪と感染症

働く女性が気になる症状や疾患について解説。今回は、これから寒くなるシーズンに改めて知っておきたい「風邪と感染症」についてひもときます。

出典:シティリビングWeb

教えてくれたのは…田島敬也先生

クリニックフォア飯田橋院長。日本内科学会総合内科専門医。腎臓・内分泌疾患を中心に総合診療や医学教育に従事。対面・オンラインを通じ現代の生活に寄り添う“かかりつけ医”として診療

Q.風邪と感染症の違いは?

一般的な風邪と、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症では、ウイルスが原因で引き起こされる呼吸器系の病気、という意味では共通しています。症状や重症度、感染力に違いがあります。

■一般的な風邪…ライノウイルス、旧型のコロナウイルスが原因となります。軽い発熱、くしゃみ、鼻水、のどの痛みなど、比較的軽度な症状が現れます。通常、数日で自然に回復し、重症化するのは稀です。

■インフルエンザ…インフルエンザウイルスによって引き起こされます。38度以上の高熱、強い頭痛・筋肉痛、倦怠感など激しい症状が突然現れるのが特徴。感染力が高く、特に高齢者、持病のある方、子どもは重症化することがあるので注意が必要。

■新型コロナ…人によって違うため、一概には言えず難しいところです。免疫を持っていたり、今まで無症状で感染していたりすることもあるので、風邪っぽい症状で済むこともあれば、初めてかかった方はインフルエンザのような強い症状が現れることもあります。発熱、咳、倦怠感などのほか、嗅覚障害や味覚障害、風邪の症状が収まったのに倦怠感が残るという場合もあります。無症状のまま他人に感染させることもあり、感染拡大を防ぐのが難しいのが特徴です。重症化リスクも年齢や健康状態によって異なります。

Q.受診の目安は?

市販薬を飲んで2~3日たっても回復しない場合は受診をおすすめします。セルフメディケーションでどこまで対応すべきか難しいですが、症状が長い・つらいと感じたら、病院へ行きましょう。また、38度以上の高熱が続く、のどが痛すぎて食事ができない、咳がひどすぎて眠れない、苦しい、倦怠感が強いなどがあれば迷わず受診しましょう。持病のある方、妊娠中の方も同様に、リスクが高いので、体調に違和感を感じたらすぐに受診してください。

Q.感染を防ぐためにできることは

インフルエンザや新型コロナだと出社停止の期間がありますが、一般的な風邪であってもウイルスが原因なので、人にうつす可能性はあります。くしゃみや咳、会話での飛沫感染や、ドアノブなどを介した接触感染など、さまざまなリスクがあるため、自分の症状が軽いから大丈夫だと思っても注意が必要です。まわりにうつさないためにできることは、まずはマスクの着用。人と話す場合は距離を取る、頻繁に手洗い・消毒をする、デスクやパソコン周りを清潔に保つことも基本対策として必要です。また、無理に出社せず、オンライン会議やリモートワークを活用するのも周囲への配慮として必要です。

Q.日ごろからできる予防策は?

手洗い、室内の換気を徹底しましょう。加湿器で湿度を50~60%に保つ、3食しっかりとる、ストレスや疲労も免疫力を下げることにつながるので、しっかりと睡眠時間をキープすることも大切です。また、体調が悪いとき、病院に行くのもつらい、忙しくて病院に行けないということもあると思います。その場合はオンライン診療を活用するのも手です。オンラインで完結すればそれはそれでいいですし、診察を受けたほうがいいときは来院の案内もできます。選択肢のひとつとして持っておくといざというときの味方になってくれます。

インフルエンザについては今年は例年よりも早く、すでに流行が始まっています。ワクチンは打って2週間ほどかけて効果が出て、5カ月ほど持続するものなので、早めに打ちましょう。特に、高齢者の方、持病のある方、基礎疾患のある方のほか、高齢の家族と同居している方は、自分がかかって家族にうつしてしまわないように接種をおすすめします。

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