1. トップ
  2. 恋愛
  3. 花粉症の人は要注意?「猫アレルギー」になりやすい人の“特徴”とは…獣医師が説く「重症化リスク」

花粉症の人は要注意?「猫アレルギー」になりやすい人の“特徴”とは…獣医師が説く「重症化リスク」

  • 2026.3.17
猫アレルギーになりやすい人、なりにくい人の違いとは?(画像はイメージ)
猫アレルギーになりやすい人、なりにくい人の違いとは?(画像はイメージ)

「猫を飼いたい」と思った経験がある人は多いと思います。一方で、「本当は猫が好きなのに猫アレルギーがあって飼育は無理」という話をよく聞きます。猫アレルギーになると、主にくしゃみ、鼻詰まり、目のかゆみや涙、目やに、息苦しさ、皮膚のかゆみ、じんましんなどの症状が出るといわれており、注意が必要です。

実際に、猫アレルギーになりやすい人、なりにくい人には違いがあるのでしょうか。花粉症との関連性や、何の対策もせずに猫を飼った場合の重症化リスクなどについて、獣医師の椿直哉さんに聞きました。

体質が大きく影響

Q.そもそも、猫アレルギーになる原因について、教えてください。

椿さん「一般的には、猫から抜けた毛そのものというよりは、その毛に付着した唾液や皮脂、フケのようなものが関係するといわれています。猫は毛づくろい(グルーミング)をしますよね。そのときの唾液が毛に付いた後、それが乾いて空気中に舞ったり、布に付着したりすることで、反応が出る人がいるというイメージです。

猫のフケなどに含まれるタンパク質が原因物質(アレルゲン)として知られていて、それに対してヒト側が反応してしまう、というのが大きな流れですね。ここも“体質”の要素が強いため、同じ環境でも全然平気な人もいれば、少量でも反応が出る人もいます。

これは余談ですが、最近は“猫由来のアレルゲンを減らせないか”という研究や試みも進んでいます。例えば、特定のキャットフードで、猫から出るアレルゲンを減らす方向を狙った製品も出ています。動物病院で販売されているものですが、症状がある人にとっては選択肢の一つになるかもしれません」

Q.猫アレルギーになる人とならない人の違いはありますか。例えば、花粉症になりやすい人は猫アレルギーになりやすいのでしょうか。また、発症のメカニズムについてはいかがでしょうか。

椿さん「これも“絶対にこう”とは言えませんが、まず前提として、アレルギーは体質の影響が大きいですよね。僕自身もスギ花粉のアレルギーがありますが、アレルギー体質の人は、別のアレルギーにも反応しやすい傾向にあるのではないでしょうか。

一方で、花粉症だからといって必ず猫アレルギーになるわけではありません。そのため、不安をあおりたくありませんが、『“なりやすさの傾向”はあるかもしれない』という程度の理解がちょうどいいと思います。

このほか、アレルゲンに触れる機会が多かったり、量が増えたりすることで症状が出やすくなるという考え方もあるため、『体質と環境の足し算』というイメージが近いですね」

Q.猫アレルギーであるにもかかわらず猫を飼い、適切な対策をしなかった場合、重症化のリスクはありますか。

椿さん「“命に関わるか”という点はすごく大事で、ここは曖昧にしたくないところです。

アレルギー症状にも幅があって、くしゃみや鼻水みたいな軽い症状であれば、生活の工夫でコントロールできる人もいます。一方で、ぜんそく発作のような症状が出て『呼吸が苦しくなる』『呼吸困難になる』という重い反応が出る人もいます。アナフィラキシーのような重篤な反応が起きる可能性がゼロとは言えないため、そこは“軽く見ない”方がいいです。

だからこそ、もし呼吸器の症状が出る人や、過去に重いアレルギー反応を起こしたことがある人は、医療機関にしっかり相談して、リスクを整理した上で判断する必要があると思います。

一般論として言えば、アレルゲンに触れる量が増えたり、触れる頻度が高まったりするほど症状が出やすくなる人もいるため、『掃除や換気などで“ためない”工夫をする』『寝室に入れないなど、生活動線を分ける』など、できる範囲でリスクを下げる設計は重要ですね」

* * *

アレルギーといっても、その症状の種類や重さは人によって大きく異なることが分かりました。猫を飼う前に医療機関でのアレルギー検査や、住環境の整備など、事前のリスク管理を徹底することが、猫と人、双方の幸せにつながります。

オトナンサー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる