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子どもが「スマホ買って」…いつ持たせるのが正解?依存&トラブル防ぐために“親ができること”とは【専門家解説】

  • 2026.3.15
子どもにスマホを持たせるのはいつが正解?(画像はイメージ)
子どもにスマホを持たせるのはいつが正解?(画像はイメージ)

4月の進学や進級をきっかけに、子どもが「スマホを買って」とねだってくることがあります。その際、「スマホが原因でトラブルや犯罪に巻き込まれるのが心配」「スマホに依存して勉強しなくなる」などと感じる一方、「周りのみんなは持っているよ」と言われると焦ってしまいますよね。SNS上では「子どもにスマホ持たせるタイミングむずい」「今はスマホで何でもできてしまうし、犯罪の温床にもなっている」などの声が上がっています。

スマホは何歳から持たせてもよいのでしょうか。持たせる際の判断基準や、スマホの使い過ぎがもたらすリスク、依存やトラブルを防ぐために親ができることなどについて、探究型学習に特化した民間学童保育「ユレカアフタースクール」(東京都江東区)校長で、教育アドバイザーの鶴原頌太郎さんに聞きました。

ルールはしっかり決めて

Q.子どもから「スマホ買って」「みんな使っているから」などとねだられることがあります。子どもにスマホを使わせてもよいのは何歳ごろからなのでしょうか。

鶴原さん「親の意見や子どもの判断力により異なりますが、小学校高学年から中学生の間で、スマホを持たせる家庭が多いようです。

小学校高学年になれば、塾や習い事で帰宅が遅くなるなど、行動範囲が広がります。『事件、事故や災害に巻き込まれることを心配して』など、親が仕事で不在の際の『命綱』として持たせるケースが多いようです。

また、周りの子がスマホを持ち始めると、『自分だけ話題についていけない』『遊びの連絡から外れてしまう』など交友関係の悩みも無視できません。

もちろん、『周りが持っているから』とわが子にも同じタイミングで持たせてよいのか、親としては不安ですよね。そのため、子どもの望みを丸ごと受け入れるのではなく、子どもの『成熟度』にも目を向けてみてください。

具体的には『ネットリテラシーや、スマホを使うことのリスクを理解できるか』『本当に必要なとき以外に、スマホを触らないでいられるか』『睡眠、食事、勉強など生活の優先順位を守れるか』などです。これらが、スマホを持たせるのに適切かどうかの目安となります。

子どもの判断力はまだまだ成長途中です。『食事中はスマホに触れない』『午後10時以降はリビングで充電して触らない』など家庭内のスマホルールを話し合い、その通りに運用しましょう」

Q.動画やSNSの視聴などで子どもがスマホを使い過ぎた場合、学習にどのような影響を及ぼす可能性があるのでしょうか。

鶴原さん「スマホには動画やSNS、ゲーム、無料通話など魅力的なアプリが搭載されています。子どもがその世界に引き込まれるのも、ある意味自然なことと言えるでしょう。

ただ、動画やSNSの視聴などに夢中になり過ぎると、学習や成長に悪影響を及ぼす可能性があります。動画やSNSに没頭する時間が増えるほど、勉強や宿題に充てる時間が削られます。単に時間が減るだけでなく、学習の優先順位が下がり続けることで、学習習慣が乱れるリスクがあります。

また、友だちとのチャットは終わりが見えにくく、夜更かししてしまう子もいます。深刻な睡眠不足になると翌日の生活リズムが乱れますし、脳のパフォーマンスが低下して、学校の授業に集中できなくなってしまいます」

Q.子どもがスマホ依存に陥らないために、親ができることはあるのでしょうか。子どもにスマホを使わせる際にすべき対策があれば、教えてください。

鶴原さん「子どもにスマホを持たせることに、不安はつきものですよね。

まずは子どもにスマホを持たせる前に、スマホを使う時間や場所のルールを決めましょう。例えば『午後10時以降はスマホを使わない』『食事中に触らない』などで、子どもと一緒に決めるのはもちろん、親がそのルールの必要性を説明して、子どもが納得した上で決まりを守れるようにするのがポイントです。

実際に使うにあたり、活用したいのが『ペアレンタルコントロール機能』と『フィルタリング機能』です。

ペアレンタルコントロールは、親が子どものスマホ利用を管理、制限する機能です。利用時間も設定できるので、例えば夜間のスマホ利用に制限をかけることで、睡眠不足を予防できます。近年はネットいじめを耳にする機会も多いと思います、SNS利用を制限してリスクを減らすのもお勧めです。フィルタリング機能は、子どもが不適切なサイトにアクセスするのを防ぎ、危険な目に遭いにくい環境をつくります。年齢や使い方に合わせた柔軟な設定が可能です。

繰り返しになりますが、一方的に押し付けないのがポイントです。また、子は親の姿を見て育つといわれるように、日頃から親が見本的なスマホの使い方を見せるのもいいですね」

* * *

スマホの長時間利用は、学習習慣の乱れや睡眠不足によるパフォーマンス低下を招く恐れがあります。依存を防ぐには、スマホを持たせる前に、親子で納得感のあるルールを作ることが不可欠です。

親自身がスマホの使い方を意識しながら、押し付けにならないよう子どもの自律心を支えていきましょう。

オトナンサー編集部

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