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符号に注意!「(−6)×(−6)÷(−6)」→正しく計算できる?

  • 2025.10.26
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同じ数の負の数が並ぶ計算式は、一見すると難しく感じるかもしれません。しかし、負の数の掛け算や割り算の答えの符号を決める方法を復習すれば、正の数の計算と同じようにスムーズに計算できるようになります。

この問題を通して、正しい理解ができているかを確認してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
(−6)×(−6)÷(−6)

負の数が含まれているため、符号のルールを正しく理解し計算することがポイントになります。

解答

正解は、「−6」です。

答えの符号が違った人は、ぜひ次の「ポイント」をご覧ください。負の数の計算方法をわかりやすく解説します。

ポイント

この問題のポイントは、「答えの符号」です。

この問題を計算するうえで理解しておかなければならない点は、負の数を計算した答えの符号を決める方法です。負の数の掛け算と割り算の答えの符号は、次のように決めることを覚えているでしょうか。

<答えの符号の決め方(掛け算・割り算編)>
・同符号どうしの掛け算・割り算の答え→正の数+)になる
例:−1×(−1)=+1、−1÷(−1)=+1
・異符号どうしの掛け算・割り算の答え→負の数(−)になる
例:1×(−1)=−1、−1÷(+1)=−1

上記の符号の決め方を参考にして、左から計算していきましょう。

「(−6)×(−6)」は、どちらの数も負の数です。そのため、同符号どうしの掛け算となり、その答えは正の数になります。

  (−6)×(−6)÷(−6)
=36÷(−6)

次に計算する「36÷(−6)」ですが、異符号どうしの割り算ですので、答えは負の数になります。

  36÷(−6)
=(36÷6)   ←答えは負の数になるので、計算の前にマイナスを付けておく
=−6

このようにして、答えを出すことができました。

まとめ

一桁の数の割り算だったので、簡単に正解できた人もいるかもしれませんね。しかし、負の数が出てきたことで、答えの符号を間違えてしまった人もいたかもしれません。

計算はスピードも大切ですが、問題の式を見た瞬間に計算を始めてしまうと、答えを間違えてしまう可能性があります。計算を始める前に、気を付ける点や計算順序を確認したり、素早く計算できる工夫を考えたりすることで、正確性とスピードを高めることができます。

ぜひ、この他の問題にもチャレンジして、計算の正確性とスピードを高めていきましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):ニシケン
2年間、地方の学習塾に勤めて独立。現在はプロの家庭教師として働きながら、都内の難関私立中学や高校の予想問題や適性検査の執筆活動を行っている。たくさんの受験生のためになる良質な問題を作成し、どんな人が見てもわかりやすい解答解説作成を志す。


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