1. トップ
  2. 「結婚式費用350万のうち料理が99万…」費用の“3分の1”。高額な場合でも…元プランナー「料理だけはケチるな」なぜ?

「結婚式費用350万のうち料理が99万…」費用の“3分の1”。高額な場合でも…元プランナー「料理だけはケチるな」なぜ?

  • 2025.11.9
undefined
出典元:photoAC(画像はイメージです)

こんにちは、元ウエディングプランナーのyukimaruです。

私が数年前、プランナーをしていたころ、新郎新婦様に口酸っぱく言っていたことがあります。

それは披露宴でもてなす「料理」です。

料理のおいしさ=結婚式の満足度と言っても過言ではありません!

確かに、コース料理は人数分の料金にサービス料も加わるため、高額になりがちです。

それでも、料理だけはしっかり考えてほしい!それを一番伝え続けた理由を解説するので、ぜひ知っていただけると幸いです。

結婚式の料理と金額

結婚式は、一生の中でも高価な買い物ですよね。

結婚式の費用の中で、特に大きな割合を占めるのが「新婦のドレス・和装」と「料理」です。

料理に関しては、一般的にコース料金×人数分+サービス料となりますが、コースは式場によって違いがあるのです。

しかしだいたいは、安くて9,000円前後~高くて25,000円、サービス料は平均すると10%と言われています。

例えば15,000円のコースと考えて、平均人数60名とすると、15,000×60=90万円、そして10%のサービス料が9万円となるため、99万円という計算になるのです。

結婚式の費用が350万円と考えると、3分の1が料理で占められることになります。

ざっと簡単に説明しましたが、地域によって招待人数も違えば、料理の平均単価や結婚式全体の平均単価も大きく差があるため、金額は一概に言えません。

しかし、料理が結婚式費用の大部分を占めてくることは、変わりないでしょう。

それでも料理にお金をかけるべきだという理由

結婚式費用の大部分を占めると説明したように、確かに、料理のランクを下げれば、費用全体も安くなります。

しかし、それはプランナーとして避けていただきたい!と考えます。

それは、決して式場のお金儲けのためではありません。

なぜなら、結婚式の料理=結婚式の満足度だからです!

かみ砕くと、結婚式の満足度は、最終的にゲストの満足度につながることがほとんどです。式をする前は、自分のやりたいことを叶えることが満足度につながると考えますが、結婚式が終わった後、参加したゲストから「良い結婚式だった」「いい日だったよね」などという評価の言葉が、新郎新婦の満足につながると気づくのです。

そして、ゲストの評価で一番声が上がるのが「料理」です!

「〇〇さんの結婚式の料理、おいしかったよね」「○○さんの披露宴の料理、ちょっと微妙だったよね」「料理、少なかったよね」など。

ゲストの満足度に直結するのが料理だからこそ、可能であれば料理は最優先に考えていただきたいです。

どうしても予算が厳しい…そんな時は?

「料理は良いものを選びたい!でも、現実問題、予算が厳しい…」ということもあります。

そんな時は、あきらめないで一工夫しましょう!

料理のコースを1ランク上げると、差額×人数分の費用が上乗せされてしまいます。

例えば、2,000円UPすると、60名の披露宴なら12万円を上乗せすることになります。

そんな時、例えばランク全体を上げずに「一品増やす」「一品の質だけ上げる」などの工夫ができます。

そういった細かい依頼をする時は、式場のシェフと打ち合わせをするのがおすすめです。

また、できれば式場の料理は試食していただきたいです!

披露宴は大切な方々をお招きする場なので、ゲストが召し上がる料理の味は、必ず自分で確認しておきましょう。

ブライダルフェアでも試食会は必ずと言っていいほど催されており、一番人気のフェアとなっていることも、料理の重要性の高さを物語っています。

結婚式の満足度は「ゲストの満足度」、ゲストの満足度の決め手は「料理」。

ぜひ、結婚式の料理は、こだわりにこだわってくださいね!



ライター:yukimaru

ウエディングプランナー10年、ウエディング上場会社の支配人を5年経験し、年間100組以上の結婚式を担当してきました。私にとっては毎週の結婚式、でも、新郎新婦にとってのウエディングプランナーはひとり。一期一会の出会いを大切に、結婚式が終わった新郎新婦の人生も応援し続けています。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名OK】