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「本音はやめてほしい」夜10時過ぎ、近くのコンビニで…宿泊客の“行為”に元ホテル従業員が苦言「めちゃくちゃいた」

  • 2025.11.8
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

夜10時過ぎ。ホテルのロビー。館内着姿の宿泊客が、フロントの前を通り過ぎて行きました。

「あ、またか…」

大手ホテルチェーンで4年間勤務したAさん(2025年10月時点)は、その光景を何度も目にしてきました。向かう先は、ホテルのすぐ隣にあるコンビニ。

目にしたのは“館内着のまま”外出する宿泊客。Aさんが勤めていたホテルでは明確に禁止はしていなかったものの、現場の本音は複雑です。

「基本的には、やめてほしいんです」

今回は元ホテルマンのAさんに、館内着での外出について現場のリアルな声と、対応の実態を聞きました。

コンビニが最寄りにあれば…「めちゃくちゃいました」

「ホテル近くのコンビニくらいなら、館内着で行ってもいいのでは」こう思う方もいるかもしれません。

実際に、館内着のまま外出される宿泊客は多いのでしょうか。

「めちゃくちゃいました」

即答するAさんの表情は複雑です。

「私が働いていたホテルはすぐそばにコンビニがあったので、特に夜間に館内着のまま外出される方が頻繁にいらっしゃいました」

Aさんによると、このような行動は外国人・日本人を問わず見かけることがあったといいます。

明確なルールなきマナーの境界線、現場の「本音はやめてほしい」

そもそもホテルでは、館内着での外出は許可されているのでしょうか。それとも禁止されているのでしょうか。

Aさんが勤めていたホテルでは、特に明確な案内はしていなかったものの、複雑な胸の内を明かしてくれました。

「本音を言えば『基本的にはやめてほしい』と思っています」

また、Aさんは、もしお客様から「この格好で外に出てもいいですか?」と尋ねられた場合は、現場スタッフとして「それはやめてください」と伝えているそうです。

では、高級ホテルの場合はどうなのでしょうか。Aさんは続けます。

「高級ホテルではそもそも館内着での外出はNGとしているケースが多いようです。買い物代行サービスやルームサービスが充実しているので、お客様がコンビニに行く必要がないのかもしれません」

海外では起こりにくい!?日本の「館内着文化」

では、この「館内着での外出」という問題は海外でも起きているのでしょうか。

Aさんは、海外の事情との比較を通して、日本のホテル文化の特殊性を指摘します。

「私が知る限り、特にアメリカなどの海外では、そもそも日本のように館内着を用意する習慣がまずありません」

さらにAさんは、立地環境にも注目します。日本のホテルの多くが駅前や繁華街にあり、徒歩圏内にコンビニがある。こうした環境も海外では珍しいといいます。

館内着の存在と利便性の高い立地。この2つが重なった結果、日本では「ちょっとコンビニまで」という気軽な外出が生まれやすいのかもしれません。

小さな配慮がつくる、心地よいホテル時間

館内着での外出は、Aさんが勤めていたホテルのように、明確に禁止されていない場合もあります。しかし、ルールがないからといって、何をしてもいいわけではありません。

ホテル業界では、館内着はあくまで「館内」でくつろぐためのものという考え方が一般的です。部屋着に近い格好で公共の場に出ることは、ホテルのブランドイメージや他の宿泊客への配慮という観点から、望ましくないとされています。

Aさんの「やめてほしい」という本音も、こうした業界全体の考え方を反映したものでしょう。

禁止されていなくても、ほんの少しの配慮を持つ。それが、自分自身を含むすべての宿泊客にとって、心地よい滞在を作ることに繋がるのではないでしょうか。



取材協力:元ホテルマンAさん

20代後半の男性。

アメリカに長年在住ののち、大手ホテルチェーン従業員として4年間のキャリアを経て、現在は旅行業界で勤務している。


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