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デンゼル・ワシントン、キャンセル・カルチャーを恐れず──「契約しなければキャンセルもない」

  • 2025.8.19
Denzel Washington attends the Los Angeles Special Screening of Apple Original Films and A24's "Highest 2 Lowest"

デンゼル・ワシントンは、キャンセル・カルチャーを恐れていないという。キャンセル・カルチャーとは、不適切とされる発言をした個人や企業が集中非難を受け、職やビジネス機会を失うなど、社会的制裁を受けることで、SNSの影響もあって近年は問題視されている。『COMPLEX』の取材で、これについて聞かれたデンゼルは「キャンセルされるとは、どんな意味ですか?」と逆にインタビュアーに質問。「世間からの支持を失うこと」と説明されると、「誰がそんなことを気にするんだ。そもそも、世間の支持なんてそれほど重要だったのか」と答えた。

「フォロワーは今や通貨です」と記者が続けても、彼には響かなかったようで、「誰が誰をフォローしようと私には関係ない」とコメント。「導くこと(リード)と、従うこと(フォロー)は、同時にできない。私は誰にも従わない。従うのは天の精霊だけだ。神に従い、人には従わない。私は神を信じ、人には希望を抱いている。だけど周囲を見回すと、それがうまく作用していない」と続け、フォローされることに興味はないと明かした。「契約しなければ、キャンセルされることもない。契約なんてするな」

なお、デンゼルは9月にスパイク・リー監督と5度目のタッグとなる主演映画『天国と地獄 Highest 2 Lowest』が公開される。A24とAppleが手がけた同作は、黒澤明の名作「天国と地獄」を再解釈し、夢と欲望が渦巻く街ニューヨークで起きた誘拐事件をきっかけに、人間としての本質を問われることとなった主人公キングの物語を描く。ほかにエイサップ・ロッキーアイス・スパイスらが出演し、ロッキーは音楽も手がける。

『天国と地獄 Highest 2 Lowest』は、Apple TV+にて2025年9月5日より配信される。

Text: Tae Terai

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