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両親「女に学歴は不要!」「息子だけいればいい」実家から逃げて15年、突然現れて耳を疑う要求を!?

  • 2026.3.15

私は30代の弁護士です。猛勉強の末に司法試験に合格し、現在は法律事務所で働いています。プライベートではやさしい夫と結婚し、穏やかな日々を送っています。
しかし、子どものころの家庭環境は決して幸せとはいえませんでした。両親は兄ばかりをかわいがり、私は「いないもの」のように扱われていたのです……。

私がつらい思いをしていた原因は、両親と兄。両親は成績優秀だった兄ばかりを大切にし、私のことはほとんど気にかけませんでした。

家の中ではいつも兄が中心で、私は邪魔者のような扱い。幼いころから「女は役に立たない」「兄が跡継ぎなんだから」と言われ続け、自分の存在を否定されているような気持ちで過ごしていました。

夢を否定された中学時代

中学3年の春、私はある夢を持つようになりました。それは、勉強を続けて大学へ進学し、法律の仕事に関わること。まだその夢は漠然としたものでしたが、「将来は人の役に立つ仕事がしたい」という思いは強くなっていきました。

しかし、その話を両親にすると、返ってきた言葉は冷たいものでした。

「高校まで通わせるなんてもったいない」
「跡継ぎは優秀な兄がいるから十分だ、女のお前に学歴は必要ない」
「早く働いて少しは家にお金を入れろ」

私にお金をかけるのは無駄だと思っていた両親は、高校進学すら認めてくれなかったのです。

しかし、私はどうしても夢を諦めることができませんでした。すると、近所に住んでいた祖父母が私の事情を知り、「受験料も学費も私たちが工面するから」と味方になってくれたのです。

兄のように塾には通えませんでしたが、祖父は元教師で、祖母も勉強を応援してくれました。私は毎日、逃げるように祖父母の家に通い、必死に受験勉強を続けました。

合格と家を出た日

そして、合格発表の日――。

受験したのは、近所で一番レベルの高い公立高校でした。掲示板に自分の受験番号を見つけたとき、思わず涙があふれました。

しかし、家に帰ると両親は喜ぶどころか、こう言ったのです。

「どうせ勉強についていけなくて退学するのがオチ」
「高校なんて通うだけ無駄。祖父母からもらう学費があるなら、家に入れなさい」

私は居ても立ってもいられず、その足で祖父母の家に向かい、泣きながら事情を話しました。

祖父母は激怒。そして、私の高校生活を支援すること、さらには祖父母の家で一緒に暮らすことを提案してくれたのです。

両親は驚くほどあっさりとその提案を受け入れました。むしろ「ちょうどいい」と言わんばかりでした。

「やっぱり私は親から疎まれているんだ……」という暗い気持ちを抱えたまま、私は実家を出ることになったのです。

祖父母の家での生活は、私にとって救いでした。

勉強することを応援してくれる人がいる。それだけで、どれほど心強かったかわかりません。

私は高校を無事に卒業し、その後、奨学金を借りて大学へ進学しました。さらに法科大学院へ進み、長い勉強の末に司法試験に合格。

弁護士として働き始めたころ、同じ法律の仕事をしていた男性と出会い、交際。そして結婚しました。そのころになって、ようやく私は自分の人生を自分の力で歩けていると感じられるようになったのです。

15年ぶりに現れた両親

ある週末、夫と一緒に祖父母の家を訪れたときのことです。家の前に、見覚えのある2人の姿がありました。それは……実家を出て以来、15年ほど会っていなかった両親でした。

久しぶりに見る両親は、以前よりずいぶん疲れた様子でしたが、私の姿を認めるなりいきなりこう言ってきたのです。

「お前、弁護士になって金持ちと結婚したんだってな?」
「今、収入がなくて困っている。少し援助してくれないか」

驚きのあまり、私はしばらく何も言えませんでした。

どうやら両親は、祖父母にお金を無心しに何度か足を運ぶうちに、私の近況を執念深く聞き出していたようです。

話を聞くと、あの優秀な兄は大学時代から問題を起こし、仕事も長続きせず、現在は実家で生活しているとのことでした。

両親はずっと兄を甘やかし、何があっても守り続けてきたそうです。しかしその結果、兄は自立できないままで、家計も苦しくなってしまったようでした。

あんなに私のことを邪魔者扱いしていたのに、今になって必死に擦り寄ろうとする両親の様子に、私の心はあっという間に冷え切ってしまいました。

「私には関係のないことです」

幼いころから否定され続けてきた記憶は、簡単に消えるものではありません。今さら助けを求められても、応えるつもりはありませんでした。

そして、私はその場で、これ以上関わるつもりはないことをはっきりと伝えました。両親は慌てて謝罪してきましたが、私の気持ちが変わることはありません。途中から様子をうかがってくれていた祖父母も、2人を家に入れることはありませんでした。

幼いころから両親からの愛情を欲していたはずなのに……こんなにもあっさりと断れたことに、自分でも驚きました。私の中では、すでに両親は過去の人になっていたのだと思います。

新しい家族

それから数カ月後、私のおなかの中に新しい命が宿りました。祖父母に報告すると、目に涙を浮かべて、何度も「よかったね」と言ってくれました。

つらい経験があったからこそ、今そばにいてくれる人の大切さを強く感じられています。しかし、子どもに自分と同じような思いをさせたくはありません。

祖父母が私を支えてくれたように、私もこれから生まれてくる子どもを大切に育てていきたいと思っています。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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