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『貯金ゼロから老後資金を作った人』はやっていた…シンプルな“3つの行動”とは?【FPが解説】

  • 2025.8.23
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

老後の資金づくりは、多くの人にとって大きな不安の一つです。貯金がゼロで「何から始めればいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。しかし、老後の資金を貯めた方々は、決して、難しい投資や複雑な節約術を行っているわけではありません。「シンプルな3つの行動」が大きなポイントです。今回の記事では、その具体的な内容と、無理なく継続できる効果的な実践法をご紹介します。

まずは現状分析とムダの見直しから始めよう

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出典元:石坂貴史

多くの人が「老後資金は必要だ」と感じながらも、実際に何を始めればいいかわからないという悩みを抱えています。老後資金づくりの第一歩は、自身の家計の現状を正しく理解することです。

たとえば、使っていないサブスクリプションの解約、外食回数の見直し、光熱費の節約など、日常の小さな工夫から始めてみてください。このような努力だけでも、年間で数万円の節約が可能です。

つまり、老後資金づくりは大きな一歩から始める必要はありません。現状の認識と日々の小さな見直しが、

大切な最初の一歩になります。

資産形成の基本!積み立てと分散投資で着実に増やす

多くの人が老後資金作りで悩むのが「どうやってお金を増やすか」という点です。実際、無理な投資はリスクが高く、失敗すれば資金が減ってしまう恐れもあります。そこでおすすめなのが「積み立て投資」と「分散投資」というシンプルで効果的な方法です。たとえば、毎月決まった金額を投資信託で積み立てることで、長期的に資産を増やすことが可能です。長期的な運用は、時間を味方にします。「複利効果」によって、コツコツと「資産を育てる」ことができるのです。

金融庁の「新NISA(少額投資非課税制度)」の活用も有効で、運用益が非課税になるため資産形成の効率がアップします。リスク分散のために、国内外の株式や債券に投資すると、市場の変動に応じた損失リスクを抑えられます。「積み立て投資」と「分散投資」を意識することで、貯金ゼロスタートでも老後資金を作りやすくなります。リスクを抑えながら、按針して資産形成が可能ですよ。

今日から始められる“シンプルな3つの行動”まとめ

“シンプルな3つの行動”は以下の通りです。

  1. 家計の現状を詳細に把握し、無駄遣いを減らす。身の回りの支出を見直し、節約できるところからコツコツ積み上げる。
  2. 毎月の積み立て投資を始め、長期的な視野で資産を増やす。小額からでも継続して、時間を味方につける戦略が大切。
  3. 資産は複数に分散し、リスク管理を徹底する。株式・債券のバランスを保ち、安定的な資産形成を目指す。

こうした行動は特別なスキルや大きな資金を必要とせず、誰でも始めやすいものばかり。急がず、焦らず、自分のペースで継続することが大切です。今から始めることで、将来の資金づくりに大きなメリットが生まれるでしょう。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。1,000件以上の金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。金融、経済、不動産、保険、相続分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。

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