『常に黒字の人』は“あの固定費”を見直していた…今すぐチェックできる“３つのポイント”とは【お金のプロが解説】

2025.8.21

毎月の家計が赤字になることは誰でも避けたいところ。収入が増えない中で支出が増えるばかりだと、生活が苦しくなりますよね。実は“ある固定費”を見直すだけで、簡単に黒字を増やせる方法があるんです。この記事では、家計が常に黒字になる人が実践している固定費の見直しポイントを、3つのコツに絞ってご紹介します。支出を賢くコントロールして、安定した家計を目指しましょう！

固定費見直しが生活費の改善につながる？

生活費が常に黒字の人に共通しているのは、「固定費」をしっかり見直している点です。固定費とは、毎月決まってかかる家賃や通信費、保険料、電気ガス代などのこと。変動費のように日々の買い物や外食の度に変わる支出とは違い、一定に近い額がかかり続けるため、固定費を抑えられれば長期的に大きな節約になります。

具体的に「どうやって見直すの？」「固定費ってそんなに簡単に変えられるの？」といった疑問もあるでしょう。例えば、家賃は簡単には下げられませんが、通信費や保険料、サブスクの見直しは手間も少なく効果が大きいです。さらに、光熱費の契約プランを切り替えるなど、生活スタイルに合わせた工夫も可能。こうした工夫で固定費を減らし、毎月の収支を黒字化できるのです。

すぐできる！固定費を見直す3つの効果的なポイント

では、生活費を黒字にするための固定費見直しポイントを3つご紹介します。どれもすぐ実行できて、無理なく節約できるものばかりです。

1、通信費のプランを見直す

スマホやインターネットの料金プランは見直しの代表格。格安SIMやキャリアの格安プランに乗り換えるだけで、月5,000円以上の節約が可能になるケースも多いです。現在の使用状況を踏まえ、必要なデータ量を見極めてプランを調整することが大切。使いすぎている人は制限のあるプランに変えることで、無駄な支出を抑えられます。

2、保険の内容を定期的に確認する

必要な保険は、ライフステージの変化とともに変わっていきます。例えば、独身の時に組んだ生命保険や医療保険が今の家族構成や収入に合わなくなっている場合、必要な保障だけに絞ることで保険料の負担をぐっと減らせます。その時のライフステージに合わせて、必要な保障を確認し、適切な保険を選択しましょう。

3、サブスクリプション契約を整理する

動画配信サービスや音楽ストリーミング、ジムの会費など、サブスク契約はついつい複数入ってしまいがちです。毎月数百円〜数千円でも積み重なると大きな金額に。利用頻度が低いサービスは解約する、新しい契約をする際には、これまでの契約を1つ解約するなど、サブスク契約を増やさないことが節約のポイントです。

固定費見直しで無理なく黒字家計を実現しよう！

生活費の黒字化のカギは、無理なく続けられる「固定費の見直し」にあります。通信費や保険、サブスクの見直しはすぐにでも始められる上に、毎月の支出を大きく減らすことが可能です。

小さな節約の積み重ねで、気づけば年間数万円のプラスにつながることも。日々の生活の中で“無駄な固定費はないか？”と意識してみるだけでも、家計の安定感はかなり変わります。一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。

監修者：中川佳人（なかがわよしと）

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。