『いつも支払いに追われる人』は無意識にやりがち…お金が貯まらない人の“NGなクレカの使い方”【お金のプロが監修】

2025.8.20

「いつも支払いに追われる」「気づけば口座残高がギリギリ」そのような悩みを抱えていませんか？もしかしたらクレジットカードの「使い方」が無意識のうちにお金のピンチを招いているケースが多いかも。便利でお得なはずのクレジットカードが、使い方次第では逆に家計を圧迫し、貧乏のもとになることも…。今回は、つい陥りがちな家計を悪化させるクレジットカードの使い方と、その対策方法を取り上げます。賢く活用して、支払いに追われる日々から抜け出しましょう。

クレジットカードの使い方で貧乏を招く意外な落とし穴とは？

多くの人にとって、クレジットカードは「現金を持ち歩かずに済む便利な支払い手段」。その利便性からクレジットカード払いが習慣になる方も多いですが、無意識のうちに「支払いの感覚が麻痺」してしまうのが問題です。特に、利用から支払いまで時間が空いてしまうため、お金の流れを実感しにくくなります。気づいた時には、予算を超えて使っているケースも少なくありません。

たとえば、ボーナス払い・リボ払い・分割払いなどの支払い方法を深く考えずに選んでしまうことも代表的な失敗です。「月々の支払額が減る」感覚があっても、実際には利子が積み重なり長期的な返済負担が大きくなる仕組みがあるのです。つまり、知らず知らずのうちに借金が増えてしまい、家計の資金繰りが苦しくなる恐れがあります。「常に支払いに追われる」状態を引き起こすかもしれません。

具体的なNGな使い方とその回避策を知ろう！

クレジットカードの使い方でありがちなNG行動は大きくの3つに集約されます。

収入以上の買い物をすること
「給料日前だからカードで買ってあとで払えばいい」と考えるのは危険。カード払いは後からまとめて請求されるため、その「お金がある気分」が実際の残高を見失わせ、結果として無駄遣いにつながります。
リボ払い・分割払いの多用
初回の支払額が少なくても利子が発生し続け、長い期間で支払い金額が膨れ上がります。支払い総額の大きさをよく理解しないまま利用するのは負担増加の元。
利用明細の確認不足
カードの利用明細を確認しないまま放置すると、いつの間にか不必要な支払いや身に覚えのない不正利用にも気付きにくくなります。定期的にチェックを習慣化しましょう。

これらのNG行動を防ぐコツとしては、「使う金額を明確に決める」「スマホで利用状況を細かくチェック」「リボ払いは原則避けて計画的に行う」ことなどが効果的です。また、家計簿アプリの活用で「見える化」することも、使い過ぎ防止につながります。

お金のストレスから自由になるための賢いクレカ活用法

「いつも支払いに追われる」状況を変えるには、クレジットカードの使い方を見直すことが最初の一歩です。まずは「計画的な利用」を心掛けましょう。生活費や固定費の支払いはクレジットカード払いでポイントを貯めつつ、臨時の買い物や娯楽関連は毎月の予算内に抑えることが理想的です。

また、リボ払いは緊急時の利用に限定して、可能な限り一括払いを基本にするのが返済負担軽減に繋がります。もしリボ払いが残っている場合は、返済計画を立てることが大切です。カード会社の明細や相談窓口から利息の計算を確認し、できるだけ早期の完済を目指しましょう。

さらに、支出管理に苦手意識があれば、家族や信頼できる友人に定期的に相談したり、ファイナンシャルプランナーにアドバイスをもらうのもよい手段です。無理せず持続可能な資金管理を続けることが、安心した生活のカギになります。

鍵は『意識的な管理』

クレジットカードは上手に活用すれば非常に便利でお得な決済手段。しかし、何気ない使い方が「貧乏を招く罠」になるリスク。まず大切なのは「いつ、どのくらいお金を支払うのか」を把握し、無駄な利子負担を避けて、計画的な返済をしていきましょう。

意識的に管理することで、手元の資金にゆとりが生まれ、精神的ストレスからも解放されるでしょう。毎月の家計にゆとりをもたらすために、今日からクレジットカードの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

監修者：石坂貴史

証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。1,000件以上の金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。金融、経済、不動産、保険、相続分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。

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