意外と知らない『副業』の落とし穴…知らないと損をしてしまうかも…覚えておきたい“３つのポイント”とは【プロが解説】

副業OKの会社も増えており、「生活費の足しになれば」と副業を始める人も多いでしょう。しかし副業には落とし穴があり、安易に始めてしまうとかえって損をするかもしれません。

副業で成功するためには、正しい知識が必要です。今回の記事では意外と知られていない副業の落とし穴や、忘れてはならない手続きを紹介していきます。

副業で忘れてはならない3つのポイント

副業を始めるにあたって、忘れてはならない手続きを紹介します。

就業規則を確認する

勤務先の「副業OK」を安易に信用しないで、必ず細かい就業規則を確認するようにしましょう。「副業OK」としている会社でも、実は細かい規則を設定しているケースがあります。たとえば情報漏洩の観点から、同業での副業を禁止しているケースもあります。

また会社によっては副業を始めるにあたって届出を義務付けていることもあるでしょう。就業規則を確認しないまま副業を始めてしまうと、懲戒処分になってしまう可能性もあります。副業のせいで本業に影響が出ないようにするためにも、就業規則は必ず確認しましょう。

確定申告をする

会社員にはあまり馴染みのない確定申告ですが、副業の収入が年間20万円を超えると、確定申告をしなければなりません。確定申告を怠ってしまうと追徴課税や、会社に黙って副業をしていた場合、バレてしまうということも。副業で収入を得た翌年の2～3月に、必ず確定申告をしましょう。

高額な投資や詐欺に気を付ける

初期投資に高額な投資が必要になるような副業はやめましょう。初期投資が必ずしも回収できるか分からないだけでなく、悪質な詐欺の場合もあります。副業を始める場合は、基本的には初期投資をしないことが鉄則です。

副業に成功する秘訣

副業に失敗しないための秘訣を紹介します。

副業に過度に期待しない

副業の収入は、月に数千円～数万円程度稼げればいいと割り切っておきましょう。つい大きな収入を期待してしまうかもしれませんが、短い労働時間の副業で稼ぐことは簡単ではありません。あまり収入を期待しないで、無理せず取り組むことが副業では大切です。

収益化には時間がかかることを理解しておく

仕事の内容にもよりますが、副業を始めてすぐにお金が稼げるとは限りません。フリーランスなどで働く場合は、1件の成果物に対して報酬額が決まっている場合なども多いため、多くの報酬を得るためには時間がかかる可能性があることを理解しておきましょう。

副業では必要な手続きを怠らないようにしよう

副業を始める際には、就業規則の確認や確定申告などの手続きが欠かせません。万が一必要な手続きを忘れてしまうと、追徴課税の対象になったりしてしまいます。また副業の収入に過度に期待しすぎないことも、成功の秘訣です。

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監修者：ゆきひろ
信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。