『なぜか飲み会で浮かない人』がやっている … 楽しめる飲み会を作り出す、“たった一つのフレーズ”とは？【プロが監修】

2025.7.19

社会人の誰もが一度は経験する飲み会。盛り上げたいけど、「飲みましょう！」や「乾杯！」を繰り返すだけで、何だか無難すぎて気づけば空気に溶け込めていない…そんな悩みありませんか？

実は、なぜかどんな場でも「浮かない人」たちは少し違うアプローチをしています。特別な準備も必要なく、自然とみんなが笑顔になる“盛り上げフレーズ”があるんです。

この記事では、その秘密を紐解きつつ、「間違いなく楽しめる飲み会」を作り出すコツをわかりやすくお伝えします。

言葉選びで見える「空気を読む力」と「自然な盛り上げ」

飲み会や宴席では、盛り上げ役の言葉選びが肝心。よく使われる「飲みましょう！」や「乾杯！」は自己主張が強くて、最初は盛り上がってもだんだん単調になりがち。この無難な言葉選びから抜け出せないと、周囲の人は「またか」と内心飽きてしまうことがあるんです。

一方で“なぜか浮かない”という人たちは、「飲みましょう」や「乾杯！」という決まり文句をそのまま使うのではなく、場の空気や相手の様子を敏感に察知して、あえてひと工夫したフレーズを自然に差し込んでいます。

たとえば「今日のメンバーで飲むの、久しぶりだね。楽しもう！」や「ここで飲むのは初めてだけど、何か良い雰囲気じゃない？」など、相手の気持ちに寄り添いながら、不自然でない盛り上げ方をしているのです。

このような言葉選びは「空気を読む力」と深く結びついています。飲み会の目的や参加者の関係性、雰囲気によって一言一句の響きが変わります。だから決まり文句に頼りすぎず、その時々の状況や場の流れに合った言葉を選ぶことが、誰も浮かずに自然に馴染むコツといえるのです。

具体例に学ぶ！「乾杯！」以外の“自然に盛り上がる”フレーズ術

では、実際になぜか飲み会で浮かない人が使う“自然に盛り上がるフレーズ”にはどんなものがあるのでしょうか？いくつかシーン別に紹介します。

初対面の場で：「このメンバーで集まれる機会って意外と貴重だよね。せっかくだし、最高の時間にしよう！」
久しぶりの再会の場：「みんな元気そうだね！今日は昔話に花を咲かせよう！」
少し静かな空気を変えたい場合：「せっかくだから、一番面白かった最近の出来事をシェアしよう！」

これらは全て、「飲もう」や「乾杯」と言うよりも場の共感や一体感を生み出しやすいのがポイント。参加者の様子や話題に沿った声かけで、全員が自然と会話に入れる“ゆるくて温かい空気”を作り出せるのです。

また、声のトーンや表情も合わさることで、「盛り上げよう」という気負いが消え、心地よい雰囲気を醸成します。こうした言葉の選び方は、決して難しいテクニックではなく、相手の立場や場を感じ取る力と、少しの気遣いから生まれるもの。これを意識するだけで、飲み会の楽しさがぐっと変わります。

誰もが参加したくなる、自然と盛り上がる飲み会を目指して

飲み会で浮いてしまう原因のひとつは、場の空気と合わない言葉選びや雰囲気の作り方にあります。相手の気持ちや場の空気を読むことで、無理なく自然に盛り上げるフレーズを使い分けています。

その結果、誰もが居心地よく感じ、会話に入りやすくなり、飲み会自体が楽しい時間に変わっていくのです。決まり文句を繰り返すだけでなく、一歩踏み込んで「みんなが楽しくなる言葉」を選ぶ習慣をぜひ身につけてみてください。

せっかくの集まりだからこそ、無理せず自然体で場を盛り上げられる人が周囲にいると場の雰囲気は確実に良くなります。あなたも今日からほんの少し意識するだけで、飲み会の「浮く」不安とサヨナラできるかもしれませんよ。

監修者：川谷潤太（かわたにじゅんた）（株式会社脳レボ代表）

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校長に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設１年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども・保護者・教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。