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『なぜか人に好かれるメール』はここが違う…「お世話になっております」でも「こんにちは」でもない、“優秀な書き出し”とは?【プロが監修】

  • 2025.7.14
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ビジネスでもプライベートでも欠かせないメールコミュニケーション。

しかし「お世話になっております」や「こんにちは」から始まるありきたりな書き出しって、少し味気ないと感じることはありませんか?

実は、メールの冒頭部分で相手に与える印象が大きく変わるため、なぜか人に好かれるメールは“書き出し”が違うんです。読み手の心にスッと染み込む、ほんの一言の工夫で、あなたのメールがぐっと魅力的になる秘密に迫ります。

心に響くメールの秘密は“冒頭のひと言”にあり!普遍的ではない書き出しの効果

メールの書き出しは相手への第一印象を決める大切なパート。

定型的な「お世話になっております」や「こんにちは」だけだと、どうしても冷たく形式的に感じられがちです。そのため相手にとっては「またいつものメールか」と、開封する気持ちが削がれることも珍しくありません。良い書き出しとは、単なる挨拶以上の意味を持ち、相手の心に“親近感”や“興味”を喚起するものなのです。

例えば、相手の状況や季節感、直近の出来事をさりげなく盛り込むだけで、メールはぐっと温かみを帯びます。

こうしたパーソナライズされた書き出しは「あなたに特別に書いている」という気持ちを伝える役割を持ち、これがビジネスパーソンの間で「なぜか人に好かれるメール」の大きな違いと言われています。

実践的!相手の心を掴む“優秀な書き出し”とはどんなもの?

具体的な例を挙げると、「いつもご多忙のところ恐れ入りますが、先日の件についてご確認いただけましたでしょうか?」といった丁寧で相手を気遣う一言や、「先週の会議では貴重なお話をありがとうございました」と過去のコミュニケーションを振り返る言い回しは、受け手に特別感を与えます。

また、季節の挨拶を添えるだけでも印象が変わります。たとえば、「桜の開花が待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?」といった季節感のあるフレーズは、読み手に安心感や人間味を感じさせ、堅苦しさを和らげます。

こうした書き出しは、単なる「こんにちは」よりも読者の注意を引き付け、メールの内容に興味を持ってもらいやすくなります。

仕事の種類や相手の関係性によって微調整も必要ですが、基本は「相手の立場に立ち、その日の状況や関心に寄り添う一言」を心がけること。これが“優秀な書き出し”の要諦と言えるでしょう。

あなたのメールが劇的に変わる“特別な一言”をぜひ取り入れてみよう!

メールの書き出しを一工夫するだけで、相手の印象や反応が驚くほど向上することは間違いありません。

形式的な「お世話になっております」や「こんにちは」から一歩踏み込んで、相手の状況や気持ちに寄り添う一言を盛り込む。それだけでメールは人間味を帯び、信頼や好感を深めるツールへと昇華します。

ビジネスシーンでもプライベートでも、少しだけ意識して“優秀な書き出し”を実践してみませんか?始まりが違えば、メール全体の印象が変わり、結果的に良好な人間関係やスムーズなコミュニケーションにつながっていくはずです。


監修者:川谷潤太(かわたに じゅんた)(株式会社脳レボ 代表)

兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校長に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。

その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設1年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。

2019年に株式会社 脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども・保護者・教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。