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サラ・ジェシカ・パーカー、「セックス・アンド・ザ・シティ」放送初期に降板を願い出た理由

  • 2025.5.22
Sarah Jessica Parker Stars As Carrie In The Hbo Comedy Series "Sex And The City" The Third Season.

世界中にセンセーションを巻き起こしたHBOのドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で、主人公キャリー・ブラッドショーを演じたサラ・ジェシカ・パーカー。今では彼女の代表作となったが、実はプロット版の放送後に降板を申し出ていたそうだ。シャーロット・ヨークを演じるクリスティン・デイビスのポッドキャスト「Are You a Charlotte?」で、「ドラマ製作が決まって、パニックになりました。テレビドラマには出られない。そんな生活には向かないと思ったんです」と明かした。

11歳でブロードウェイデビューを果たし、『アニー』の初演舞台に出演したサラ・ジェシカにとって、キャリア初期は舞台が中心だった。当時、彼女は舞台に加え、いくつかテレビ番組にゲスト出演したほか、『ホーカス ポーカス』(1993)や『ファースト・ワイフ・クラブ』(1996)などスクリーンでも活躍。舞台と映画やテレビドラマをバランスよくこなす「旅人」のような俳優を目指していたそうだ。「動き続けたかった……私にとってはそれがすべてだった」「テレビドラマに出演するということは、そうした仕事を諦めることを意味した。まるで誰かに口を塞がれるような気分だった。すごく奇妙な気分だった」と語る。

ドラマに出演しても、シーズンの合間に他のプロジェクトに参加できるため、この考えは「完全に間違っていた」と認めるサラ・ジェシカだが、当時はそうは思えず、「エージェントに連絡をして、『この作品から外してもらえない?』と頼んだ」と振り返る。当時、HBOは新進気鋭のケーブルテレビ局で、エージェントから見ても「未知の存在」だった。彼らからは「一年だけやってみて、もう嫌だと思ったら止めたらいい」と言われたそうだ。

しかし、サラ・ジェシカの「重苦しい思い」は、制作準備の段階で衣装デザイナーのパトリシア・フィールドに出会ったとき、「無限の可能性」に変わったと語る。彼女は撮影初日、ニューヨークにある彼女のアパートから、6番街にあるバナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)Banana Republic)の撮影現場に歩いて向かったという。「一度も振り返らなかった。撮影中に喜びを感じないことは一度もなかった。あの撮影現場の以外に毎日を過ごしたいと思える場所は、どこにもなかった」

「セックス・アンド・ザ・シティ」は2004年まで6シーズンに渡って放送され、その後に映画版2作品が公開。2021年からは主要キャラクターたちの50代を描く「AND JUST LIKE THAT... シーズン3 / セックス・アンド・ザ・シティ新章」の放送がスタートし、最新のシーズン3が5月30日より放送される。

Text: Tae Terai

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