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朝ドラ“まさかの人物”再登場…圧巻の15分に「意気込みがハンパない」「主題歌をカットしてまで」称賛の嵐

  • 2025.6.19

今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第12週「逆転しない正義」第59話が、6月19日に放送された。

※以下本文には放送内容が含まれます。

戦争へのやり場のない怒りを爆発させる八木

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『あんぱん』第12週(C)NHK

銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)に「リンはようやった…これで、えいがや」と言って息を引き取った。実はリンにとって岩男は親の敵だったのだ。林の中で八木(妻夫木聡)に見つかったリンは、「お父さんの形見の銃で敵を取った。でも僕の胸はちっとも晴れない。岩男さんは僕の優しい先生でした」と明かし、涙を流す。

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『あんぱん』第12週(C)NHK

嵩に岩男の仇を取りたいかと尋ねた八木は、やり場のない怒りを爆発させる。「卑怯者は忘れることができる。だが、卑怯者でないやつは、決して忘れられない。お前はどっちだ? どっちなんだ!」と、初めて見る八木の姿に、嵩は立ちすくむだけだった。

SNSでは「​​八木さんに何があったのかこれから描かれるのかな。いろいろ考えさせられるなぁ」「八木さん、卑怯者になれたら…苦しまなくてすむのに…妻夫木聡さんの迫真の演技に釘付け」「八木上等兵とリンから、今を生きる私への言葉だと思って、大事にしまっておきます」といった視聴者の声が寄せられている。

清=二宮和也が再登場、主題歌なしの特別構成…圧巻の15分に称賛の嵐

食料難は限界に達し、嵩はとうとう地面に倒れこんだ。ぼんやり目を開けると、そこにいたのは清(二宮和也)だった。「こんなくだらん戦争で大切な息子たちを死なせてたまるか。だが、こんな惨めでくだらない戦争を起こしたのも人間だ。でも、人間は美しいものも作ることができる。人は人を助け喜ばせることもできる」「お前は父さんの分も生きて、みんなが喜べるものを作るんだ。何十年かかったっていい。諦めずに、作り続けるんだ」と伝え、清は嵩に手帳を握らせる。

「嵩、大きくなったな」とつぶやくと、清はたんぽぽの綿毛がふわふわ漂う光のなかへ消えていく。目を覚ました嵩は、駐屯地で横になっていた。救援隊が到着し、嵩はお粥をひと匙ずつ味わう。

なお、この日は主題歌が流れずに、キャスト・スタッフ陣のテロップがラストに表示されるという特別構成となった。

“朝ドラ受け”で知られる『あさイチ』では博多大吉が「すごい回でしたね」と口を開き、鈴木奈穂子アナウンサーも「すごかった…いやぁ、ここでお父さんが」と芝居としては第1週以来の出演となる二宮和也に驚きを隠せず、博多華丸も「息できなかったですね」とコメント。さらに鈴木アナは「今週つらかったから、今日でいろいろ(涙腺)崩壊した感じ」と素直に感想を話していた。

SNSでも「主題歌をカットしてまで15分に全て詰め込んだところに、強い意思を感じた」「あんぱん製作陣の、戦争描写の熱意と意気込みがハンパない」「嵩のこの後の人生につながる重要な場面、ここを任せられるのがニノなんですね」といった称賛の声が届けられている。


NHK 連続テレビ小説『あんぱん』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
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