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意外に間違える人が多いかも…?「1260÷36」→5秒でチャレンジ

  • 2025.6.2
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今回は大きい数の割り算に挑戦してみましょう。割る数は二桁、割られる数に関しては四桁もある大きさです。

しかし、計算を工夫すると暗算でも解けるかもしれないくらい簡単になります。どんな工夫をすると良いか考えてみてください。

問題

次の計算をしなさい。
1260÷36

計算しやすい数に分解することがポイントです。

解説

この問題の答えは「35」です。素早い計算のポイントは、暗算でも解ける範囲まで数を小さくしていくことです。

具体的には、割る数を分解していき計算しやすくします。いきなり「1260÷36」は計算できなくても「1260÷3」や「1260÷6」なら計算しやすそうですよね。

このような計算を繰り返していき、答えを出していきます。

  1260÷36
=1260÷6÷6
=210÷6
=35

「210÷6」が計算しにくい場合は、「210÷3÷2」とさらに分解していってもかまいません。

ところで、「÷36」を「÷6÷6」として式を変形しましたが、この変形は数学的に正しいのでしょうか。割り算と掛け算の関係から考えてみましょう。

<割り算と掛け算の関係>
a÷b=a×1/b

この関係から「1260÷36」は「1260×1/36」と書き換えることができますね。あとは1/36を「1/6×1/6」に分解し、再度割り算に直してあげます。

  1260÷36
=1260×1/36
=1260×1/6×1/6
=1260÷6÷6

この方法をきちんとマスターすると、÷36を「÷12÷3」や「÷4÷9」など他のパターンでも計算することができます。

まとめ

今回は割り算を細かく分解することで、暗算でも計算できるほど簡単に感じるようになりました。

今回の計算では「÷6÷6」としましたが、他の組み合わせでも十分計算を簡単にすることができるのでぜひ試してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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