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ヘンリー王子、警護を巡る裁判でチャールズ国王との亀裂が浮き彫りに

  • 2025.4.17
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イギリス滞在時の警護を巡り、英内務省を相手取り訴訟を起こしているヘンリー王子。王子はこの闘いを、自分自身だけでなく、妻メーガン妃や5歳の息子アーチー王子、3歳の娘リリベット王女を守るための「最も重要な問題」だと位置づけているが、その過程で父チャールズ国王との亀裂が浮き彫りになったようだ。王室関係者は『ピープル』に対し、「和解はあり得ないと思う。何も変わっていない」とコメント。別の情報筋も、「彼らの間には距離がある」と語ったそうだ。

王子は2020年1月に王室を離脱したことを受け、王族・要人警備執行委員会(RAVEC)により、家族とともに国費による警護対象から外された。これを不服として、英内務省を提訴したが、高等法院が昨年2月、政府の決定に違法性はないとして王子の申し立てを退け、王子が控訴。4月8日(現地時間)から2日間にわたり、ロンドンの控訴裁判所で審理が行われた。

彼の弁護団は、RAVECが標準的な手続きを踏まずに、王子一家を「特例措置として不当で劣悪に扱い」、セレブや元首相を含む「その他要人」に分類される人々に提供されるべき保護から除外したと主張。RAVECには、チャールズ国王の側近ら王室メンバーが含まれていることから、警護体制のはく奪は、王子一家を支配し、王室復帰を強いるために行われた意図的な策略だと見ているようだ。審理は非公開で行われたが、王子の「懸念」を裏付けする証拠が開示されたとみられ、王子は退廷する際、「隠蔽されていることが明らかになれば、人々は衝撃を受けるでしょう」とショックを隠さなかった。

王子は、警護体制回復のために父の介入を望むものの、王室側は国王にその権限がないと一貫して主張している。また王子は、昨年2月に国王ががんを公表した直後、30分程度の面会して以来、まったくプライベートな会話を持っていないとされるが、警護問題に巻き込まれるのを避けるために国王が意図的に距離を置いていると王子に近い筋は考えているようだ。王室に詳しいジャーナリストのサリー・ベデル・スミスは、「(この法廷闘争で)ヘンリー王子は、国王の命令を遂行する人々と直接対峙することになります。父親が一見無害な発言をしたとしても、裁判の渦中に引きずり出される可能性があるのです」と指摘している。

Text: Tae Terai

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