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ノルウェー王太子妃の連れ子の裁判、被害者女性が証言「顔を殴られ、首を絞められることはよくあった」

  • 2026.2.28

【注:本文中には暴力に関する描写が含まれています。】

マリウス・ボルグ・ホイビー(Marius Borg Hoiby)、メッテ=マリット王太子妃(Crown Princess Mette-Marit of Norway) Ragnar Singsaas / Getty Images

ノルウェーのメッテ=マリット王太子が、王室に入る前に付き合っていた男性との間にもうけた息子、マリウス・ボルグ・ホイビーの裁判が進められている。彼は強姦を含む38件の容疑で起訴されているが、その中には親密な関係における虐待も含まれている。この容疑について被害に遭った元恋人が出廷、ホイビーからの暴力を日常的に受けていたと証言した。

元恋人とはインフルエンサーでテレビタレントとして活躍しているノラ・ハウクランド。2022年から2023年にかけてホイビーと交際していた。彼女はこの裁判において、実名を明かして法廷で証言した唯一の被害者である。ハウクランドは交際中、彼に「頻繁に」顔を殴られ、喉元を押さえつけられたと言っている。

ハウクランドは証言台でホイビーに暴力を振るわれたときの様子を赤裸々に説明。顎と唇を殴られたとき「地面に倒れ、身を丸めたことを覚えている。それから彼は怒鳴り続けながら、私の背中を蹴ってきた」と述べた。その日の様子は録音され、法廷でも再生された。ホイビーはその中で彼女のことを「くそ嘘つきの売女」と呼んでいた。これを聞いて、ハウクランドは泣き崩れたという。新聞「ガーディアン」が報じている。

また警察官は、2023年4月に起きた暴力事件についても質問。ホイビーは彼女の首を掴み冷蔵庫に押し付けたという。この事件には目撃者がいたが、ハウクランドはこの特定の事件を覚えていないと話した。その理由について「彼に喉を掴まれ、押さえつけられることは頻繁にあった」からだと述べている。

マリウス・ボルグ・ホイビー(Marius Borg Hoiby)、ホーコン王太子(Crown Prince Haakon of Norway) Nigel Waldron / Getty Images

ハウクランドはホイビーからモラハラも受けたと話している。「彼は私に何もしてほしくなかった。私を無力な状態に抑え込みたかった」。仕事や服装も管理しようとしたと話している。彼女は当時リアリティ番組に出演していたが、撮影中にリゾート地でビキニを着ることがあったという。そのときホイビーは「本当に怒った」とハウクランドは話している。「すべてはコントロールのためだった。私は怖くて彼の言う通りにしていた。私は自分の生き方を完全に変えてしまった」とも。

破局後も、ホイビーの母のメッテ=マリット王太子妃はハウクランドに連絡をしてきたという。「息子と数日間連絡が取れない」と相談を受けたこともあった。ハウクランドはホイビーを探すことに同意した。彼女が王太子夫妻が住む宮殿にホイビーと戻ったとき、そこには王太子妃だけでなくホーコン王太子もいた。ハウクランドはホイビーをリハビリ施設に入れるよう夫妻に懇願したが、夫妻は応じなかったという。「マリウスがシャワーを浴びている間、私は彼の母親やホーコン王太子とそこに立っていた。私は泣き崩れて『今すぐ彼のことを助けなくてはならない。彼が助けを必要としているのがわからないの?』と言った」。

裁判の様子は連日報じられている。 picture alliance / Getty Images

マリウスはハウクランドに対する虐待の容疑を否定している。しかし彼女との関係において「私は天使ではなかった」とも証言している。メッテ=マリット王太子妃が性犯罪者のジェフリー・エプスタインと交友関係にあったことがわかり、王室に関する批判の声が高まっている。この裁判の行方にも注目が集まっている。

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