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【北海道は春の嵐】大雪・猛吹雪・高波…気象予報士がポイント解説 北海道の天気予報/2025年3月17日更新

  • 2025.3.17

北海道のあす18日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気

北海道内は春の嵐

Sitakke

道内は「春の嵐」。原因は低気圧です。
17日正午の天気図を見ると、北海道の南東海上に発達した低気圧があります。

この低気圧に近い道東方面を中心に大雪や猛吹雪、そして波も高くなっています。大潮といって海の潮位が高い時期なので高潮による浸水にも警戒が必要です。

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雪どけが進んでいたのに、またドカッと降りましたね。しかも湿った雪になりました。17日午後4時までの24時間に降った雪の量です。太平洋側を中心に多く、最も降った根室北部の中標津町では46センチでした。苫小牧の25センチは3月の観測史上一番の大雪。札幌は17センチで、雪かきも重くて大変でしたね。大荒れの天気の峠は越えつつあります。

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極端な大雪にはなりません。18日朝6時までの12時間に黄色やオレンジのエリア、積丹半島や知床半島、弟子屈周辺や紋別の内陸など20センチ前後でしょう。吹雪や交通障害に注意して下さい。札幌は雪の量が多くなることはありません。

18日の北海道の天気と気温

Sitakke
背景は17日午後5時ごろの紋別情報カメラ

17日の天気と気温です。
雪や風はしだいに弱まり、太平洋側では晴れるでしょう。最高気温はプラス2度前後です。落雪、泥はねなどにも注意して下さい。

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背景は17日午後5時ごろの根室情報カメラ

18日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
後志地方は日中も10センチくらいの雪が降るでしょう。札幌や千歳も午後は弱い雪が降りそうです。グチャグチャ路面になるため長靴があると安心です。

Sitakke
背景は17日午後5時ごろの根室情報カメラ

道北・空知です。
雲が広がりますが、大きな崩れはないでしょう。最低気温は17日朝より3度ほど低く、内陸は‐10度くらいです。日中は0度くらいでツルツル路面に注意して下さい。

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背景は17日午後5時ごろの根室情報カメラ

道東・オホーツク海側です。
道東は晴れますが、大雪による交通への影響が残るかもしれません。オホーツク海側は明け方まで雪が強まりますが、日中はちらつく程度でしょう。

18日からの北海道の週間天気予報

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背景は17日午後5時ごろの札幌情報カメラ

週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
水曜は札幌で雪、木曜は旭川で雪と日本海側の一部で雪が降りますが、荒れることはなく、雪の量も少ないでしょう。朝晩はツルツル路面、日中は泥はねに注意して下さい。

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背景は17日午後5時ごろの札幌情報カメラ

つづいて、太平洋側です。
水曜日、道南方面で降る雪は弱いでしょう。木曜は広く日ざしが出ますが、週末は気温が10度前後まで上がって雨が降りそうです。明日以降、再び雪どけが進むでしょう。

18日の札幌の朝昼晩の天気

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背景は17日午後5時ごろの札幌情報カメラ

18日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!

雪の降る時間がありますね。昼頃から夕方に雪が降ります。量は少ないですが、フード付きの上着があると安心です。風は弱まり、割合穏やかですが、落雪や泥はねに注意して下さい。

雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。

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文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。

※17日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集:Sitakke編集部IKU

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