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成瀬巳喜男監督『女が階段を上る時』&『乱れ雲』の4Kデジタルリマスター版が「第39回東京国際映画祭」で世界初上映へ

  • 2026.10.1

巨匠、成瀬巳喜男監督による『女が階段を上る時』(60)、『乱れ雲』(67)の4Kデジタルリマスター版が、第39回東京国際映画祭「日本映画クラシックス」部門にて、世界初上映されることが決定した。

【写真を見る】成瀬監督の遺作となった『乱れ雲』

【写真を見る】成瀬監督の遺作となった『乱れ雲』 [c]1967 TOHO CO., LTD.
【写真を見る】成瀬監督の遺作となった『乱れ雲』 [c]1967 TOHO CO., LTD.

昨年生誕120年を迎え、カンヌ国際映画祭では、 代表作『浮雲』(55)の4Kデジタルリマスター版が上映され絶賛を博し、フランスでリバイバル公開された成瀬監督。また、東京国際映画祭でも『浮雲』、『めし』(51)、『銀座化粧』(51)の4Kデジタルリマスター版が上映されるなど、近年、国内外でさらに評価が高まっており、成瀬監督の作品は是枝裕和、濱口竜介、三宅唱などにも大きな影響を与えている。

こうした成瀬監督作品に対するさらなる世界的評価の高まりを背景に、『浮雲』『めし』に続き、監督後期の『女が階段を上る時』『乱れ雲』を4Kデジタルリマスター化が行われた。『女が階段を上る時』は、白黒シネマスコープの見事な構図のなかで、銀座の高級バーで働くひとりの女性の心理が繊細に描かれ、『乱れ雲』は、交通事故で最愛の夫を失った女と事故の加害者の男の許されぬ愛を描いたメロドラマであり、成瀬監督の遺作となる。

TOHOアーカイブの修復技術で新たに甦った4Kデジタルリマスター版では、映像の完成度だけでなく、音声の緻密な修復により、成瀬監督による細やかな演出が「音」の設計にまで及んでいたことが驚きと共に発見され、深い感動が迫る。なお、これにあわせ、公式YouTubeチャンネル「東宝クラシックス」にて、『女が階段を上る時』『乱れ雲』の公開当時の貴重な劇場予告篇の4Kデジタルリマスター版が特別公開される。

最先端の技術によって新たに蘇った成瀬巳喜男監督の作品をぜひ東京国際映画祭で目撃して!

文/サンクレイオ翼

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